1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. ライフ

わが家はダイジョウブ? 自転車用チャイルドシートの年齢制限に注意

バイクのニュース / 2023年7月14日 8時10分

習い事の送迎やちょっとしたお出かけなど、子供を自転車に乗せて出発すれば楽チンではありますが、じつは自転車用チャイルドシートには年齢制限があります。その理由や危険性について紹介します。

■自転車用チャイルドシートが使えるのは、子供が小学校にあがるまで

 自転車の「2人乗り(ニケツ)禁止」は周知の事実です。道路交通法に基づき、各都道府県の公安委員会が定めた道路交通規則で原則違反とされています。また道路交通法で自転車は「車両(軽車両)」として扱われ、クルマやバイク同様交通ルールを守らなければならない乗りものです。万が一事故を起こしてしまったときに「知らなかった……」では済まされないのです。

子供と一緒に自転車に乗れるのは、子供が小学校に入学する前まで子供と一緒に自転車に乗れるのは、子供が小学校に入学する前まで

「だけど子供を乗せる場合は? みんな自転車の前後に子供を乗せて走ってるよね?」という声が聞こえてきそうですが、じつは子供との2人乗りについては例外が認められており、年齢や自転車の規格などのルールを守れば、最大2人の幼児と一緒に乗ること(運転者を含め3人乗り)ができるのです。

 まず前提として、運転者は16歳以上であり、必ず幼児用座席(自転車用チャイルドシート)を設けた自転車であること。中学生が幼稚園の子供を乗せるのはNGということです。

 また、何歳から乗せても良いという明確な規則はなく、自転車用チャイルドシートのメーカーが推奨している「1歳から」が一般的となっています。そして上限年齢は「小学校就学の始期に達するまで」(警視庁ホームページより)とされています。つまり小学生の子供との2人乗りは禁止なのです。

 ほんの数年前まで、上限年齢は「6歳の誕生日まで」でしたが、年度内の区切りでは生活に不便が生じることも多く、せめて小学校入学前までとの声が上がり、2020年に大分県で改正されたことを皮切りに全国で緩和され、現在の「小学校入学まで」というルールに統一されました。

 恥ずかしながら筆者は年齢制限があることを知りませんでした。息子が小学校1年生の時、ある公共施設に通うことになり、移動手段の申請として「自転車の後ろに乗せる」と答えて断られた経験があります。その時は理由がわからず「なぜ!?」と頭を抱えましたが、よくよく考えると危険が伴うことは明らかでした。

 そもそも多くの自転車は1人分の体重を支えられる程度の強度を想定して作られています。幼児を乗せてもよいとされる「2人同乗基準」を満たした自転車であっても、その強度には限りがあります。

 体重15kg以下の子供が対象の前乗せチャイルドシートに乗せられないのは明白ですが、バランスのとりやすい後ろ乗せチャイルドシートであっても、その基準は「年齢1~6歳」、「身長115cm」、「体重22kg」と、明確な制限が設けられているのです。

「うちの子は小柄だから……」などの事情があったとしても、手足がぶつかったり重心が傾いてしまったりと様々な危険が想定されます。規則を遵守することはもちろん、みんなの安全性を保つために「子供と一緒に自転車に乗るのは小学校の入学前まで」と覚えておきましょう。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください