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バイクのタイヤ交換した! 交換したタイヤのベストな保管方法とは

バイクのニュース / 2024年4月24日 9時10分

本格的に暖かくなったことにより、冬用タイヤからノーマルタイヤへ履き替えたライダーも多いでしょう。では、交換したタイヤはどのように保管しておけばよいのでしょうか。

■交換したタイヤってどうやって保管してる? ベストな保管方法とは

 バイクはタイヤの性能が乗り心地に直結するため、使用状況に応じてタイヤ交換をしている人も多いかもしれません。

タイヤの性能が乗り心地に直結するため、使用状況に応じてタイヤ交換をしている人も多いかもしれないタイヤの性能が乗り心地に直結するため、使用状況に応じてタイヤ交換をしている人も多いかもしれない

 たとえば雪が多い地域に住んでいるライダーであれば、冬の間だけバイク用のスノータイヤに交換して、春になったら夏用タイヤに履き替えるパターンなどが挙げられます。このとき外したタイヤがまだ使えるのであれば、次のシーズンまで残しておくのが一般的です。

 ただ、ゴムでできているタイヤは誤った方法で保管すると、著しく劣化して寿命を縮めることになりかねません。では、交換したタイヤはどのように保管しておくのがよいのでしょうか。

 タイヤを交換したあと、次に使用するまで外したときの状態のまま保管している人も多いでしょう。しかし、保管する前にタイヤにひと手間を加えるだけで劣化のスピードを最小限に抑えることができます。

 そもそも、今まで使っていたタイヤは泥や砂などの汚れのほか、油分の汚れが付着しています。これらの汚れは劣化を早める原因になるため、保管する前にきれいに洗うことが大切です。

 汚れを落とすときは、とくに洗剤などは使わずに水道水で洗い流すだけでOK。ただし、なかなか落ちない頑固な汚れがある場合は、中性洗剤を薄めた液体をつけてブラシなどを使って軽くこすり落とします。このとき、洗剤が残っていると劣化を早めてしまうので、しっかりと洗い流すようにしてください。

 なお、タイヤワックスが残っていると劣化を早めてしまう原因になります。とくに油性のタイヤワックスは、成分によってタイヤの柔軟性が失われてヒビ割れなどが発生しやすくなるので、保管時はワックスを拭き取ってから保管するようにしましょう。

洗浄後に水分がタイヤに付いたまま保管すると、カビが発生したり内部のスチールコードのサビの原因になり、劣化を早めることがある洗浄後に水分がタイヤに付いたまま保管すると、カビが発生したり内部のスチールコードのサビの原因になり、劣化を早めることがある

 また洗浄後に水分がタイヤに付いたまま保管すると、カビが発生したり内部のスチールコードのサビの原因になり、劣化を早めることがあります。タイヤに残った水分はタオルでしっかり拭き取り、風通しの良い日陰で乾燥させてから保管することが大事です。

 タイヤがきれいになったらいよいよ保管の段階に入りますが、置き方にもポイントが。タイヤを保管するときにホイールを付けたままか、タイヤだけかによって置き方が変わってくるというわけです。

 まずホイールを付けたまま保管する場合は、重みによってタイヤの接地面が変形することがあるため寝かせて積みます。その際、空気圧が正常値のままだと内圧でゴムに負荷がかかり劣化して、ヒビ割れの原因になるおそれがあります。そのため、空気圧を通常の半分程度にしてから保管すると、タイヤにかかる負荷を最小限に抑えることが可能なようです。

タイヤだけの状態で保管する場合は、縦積み・横積みのどちらでも問題なしタイヤだけの状態で保管する場合は、縦積み・横積みのどちらでも問題なし

 またタイヤだけの状態で保管する場合は、縦積み・横積みのどちらでも問題ありません。ただし、横積みでの長期保管は、重みでタイヤのサイドウォールに負荷がかかってしまうので、月に1回程度を目安に上下の順番を入れ替えると変形を防げます。

 なお、タイヤ内部に配合された薬品による色移りを防ぐため、直接床に置く場合は、すのこやダンボールを敷いておくとよいでしょう。

 そしてタイヤは紫外線や風雨にさらされると劣化が進んでしまうため、屋内で保管するのがベスト。できるだけ空調が効いており、風通しのよい暗くて涼しい場所に保管するようにします。また、高温多湿な環境もタイヤやホイールにダメージを与えるため、とくに真夏や梅雨の時期は、定期的に空気を入れ替えるようにして室温を快適に保つことが重要です。

 さらにバッテリーやモーター、エアコンの室外機など、オゾンが発生する機器の近くに保管するのもNG。これは、オゾンの影響によってタイヤがヒビ割れるなどのおそれがあるためです。

 しかしタイヤはスペースを取るので、住宅環境によっては保管場所を確保できない人もいるかもしれません。その場合は、屋外でも管理の方法に気を付ければ保管することができます。

 なお屋外で保管する場合は、タイヤが紫外線や風雨にさらされるのを避けなければなりません。

ブルーシートや袋に入れることで紫外線や風雨、ほこりといった汚れを防ぐ効果もあるブルーシートや袋に入れることで紫外線や風雨、ほこりといった汚れを防ぐ効果もある

 手っ取り早くタイヤをガードする方法としては、ブルーシートで覆ってしまう方法があります。ブルーシートはホームセンターなどで容易に入手できるうえ、複数のタイヤをまとめて包み込めるので作業も簡単です。またタイヤカバーを使えば、紫外線や風雨、ほこりといった汚れを防ぐ効果が高く、タイヤにフィットして見た目もすっきりするのでおすすめです。

 そのほか、タイヤの保管に便利なアイテムとして、市販のタイヤラックを使う方法があります。スマートに収納できる上に地面からタイヤが浮いた状態を保てる設計なので、タイヤに負荷がかからず良好な状態で保管することが可能です。

 なお自宅でタイヤの保管スペースが確保できない場合は、タイヤ保管サービスを活用するのも一つの手です。タイヤ専門店はもちろん、ガソリンスタンドやカー用品店などでもサービスを提供しているケースが増えています。交換したタイヤの置き場所に困っているようなら一度、販売店に相談してみるのもよいかもしれません。

※ ※ ※

 バイクのタイヤはゴムでできているため、間違った方法で保管すると劣化しやすいデリケートなパーツです。次に使うときにタイヤのパフォーマンスを十分に発揮できるように、正しい保管方法をマスターしておくようにしましょう。

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