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「私は許していない」中居正広と密室で2人きりにさせられ…週刊文春が“パイプ役”のフジテレビ幹部を直撃した

文春オンライン / 2025年1月10日 19時0分

「私は許していない」中居正広と密室で2人きりにさせられ…週刊文春が“パイプ役”のフジテレビ幹部を直撃した

中居正広 ©時事通信社

 1月9日、20代女性とのトラブルをめぐる一連の報道について、中居正広(52)が公式サイトで《トラブルがあったことは事実》と認め、謝罪した。昨年末、本件について報じた「週刊文春」の記事を一部配信する。

(初出:「週刊文春」1月2日・9日号。年齢、肩書は当時のまま。記事全文は「 週刊文春 電子版 」で配信中) 

◆◆◆

 2023年6月、20代女性X子さんと中居の間で深刻な性的トラブルが勃発。心身ともに大きなダメージを負った彼女は、仕事を辞めざるを得なくなった。「今でも許せない」。X子さんは小誌にそう漏らしたが……。

 12月19日夕刻、東京都内の雑居ビルから姿を現した彼女の足取りは軽かった。手にはルームウェアブランド「ジェラートピケ」の紙袋を下げている。充実した日常が音を立てて崩れた、あの日から1年半。彼女はようやく第二の人生を歩み始めていた。

「“加害者”もフジテレビに対しても私は許してない」

 この日、小誌記者は帰路を急ぐ彼女に取材を申し込んだ。一瞬立ち止まり、耳からイヤホンを外した彼女は「私の口からは一切話せません」と繰り返す。だが、質問を重ねると、胸の奥にしまい込んだ感情が溢れ出した。

「“加害者”もフジテレビに対しても私は許してないし、怒ってる気持ちももちろんあるし……」

 芸能関係者のX子さんが終始“加害者”と呼ぶ男性こそ、元SMAPの中居正広(52)である。

 バラエティ番組「中居正広の金曜日のスマイルたちへ」(TBS系)、「ザ!世界仰天ニュース」(日本テレビ系)など多数のレギュラーを持ち、2024のテレビ出演数は約220本。名実共にトップタレントである中居のスキャンダルを「女性セブン」が報じたのは2024年12月19日のことだった。

 記事によると、2023年にX子さんは中居、フジテレビの編成幹部A氏と3人で会食する予定だったが、A氏がドタキャン。彼女と中居は2人で会食することになったが、そこでトラブルが発生。その後、中居は代理人を介し、9000万円ほどの“解決金”をX子さんに支払ったというのだ。

「2025年3月末で打ち切られることが明らかになったフジの『だれかtoなかい』。セブンの記事では、その背景には(お笑いコンビ「ダウンタウン」の)松本人志の不在だけではなく、このトラブルがあったのではないかと記されています。ただトラブルの中身については一切触れられていません」(スポーツ紙記者)

X子さんの1年半に及ぶ苦悶の日々

 一体、両者の間で何が起こったのか。小誌の取材で浮き彫りになったのは、彼女の1年半に及ぶ苦悶の日々と、テレビ界に横たわる罪深き伝統の連鎖だった。

 “事件”が起きた2023年6月当時、中居と面識があったX子さんは、テレビ関係者を含め、3、4回食事を共にしたことがあった。だが、両者には歴然とした立場の差が存在した。テレビ業界に身を置くX子さんにとって、芸能界の頂に君臨する中居の意思を拒否する選択肢はなかった。

 X子さんの知人が打ち明ける。

「あの日、X子は中居さん、A氏を含めた大人数で食事をしようと誘われていました。多忙な日々に疲弊していた彼女は乗り気ではなかったのですが、『Aさんに言われたからには断れないよね』と、参加することにしたのです」

 なぜなら、X子さんにとってA氏は仕事上の決定権を握る、いわば上位の立場にあった。そして、悪夢のような出来事が起こる。

直前で全員ドタキャン、密室で2人きりにさせられ……

「飲み会の直前になって彼女と中居さんを除く全員が、なんとドタキャン。結局、密室で2人きりにさせられ、意に沿わない性的行為を受けた。『A氏に仕組まれた』と感じた彼女は、翌日、女性を含む3名のフジ幹部に“被害”を訴えているのです」(同前)

 その頃、芸能関係者が利用するフジテレビ内の更衣室では、異様な光景が目撃されている。

「彼女が鍵のかかった個室に入った後、室内からすすり泣く声が漏れていた。人前では気丈に振る舞っていましたが、彼女のメンタルの不調は、誰が見ても明らかでした」(フジ関係者)

 

 その出来事は、次第にX子さんの心身を蝕んでいく。精神疾患の症状が出て、入院を余儀なくされるのだ。

 そして7月、ある人物がX子さんが入院している病院を訪れる。

「A氏が『中居さんからです』と見舞い品を持参したのです。彼女は『受け取ったら許すことになる』と、毅然と突き返しました。また治療を続ける中で、中居さんに責任を取ってもらおうと考えたのです」(同前)

「相手が相手だから」弁護士探しは難航

 だが、弁護士の選定は難航を極めた。彼女は知人に対し、次のように当時の苦労を明かしている。

「最初は芸能関係に詳しい弁護士さんにお願いしようとしたんだけど、“加害者”の名前を告げると『相手が相手だから……』って断られてしまった。彼と争えば、芸能界で仕事が取れなくなると考えたのかな。弁護士探しは本当に大変だった。結局、病院経由で知り合った女性支援団体の方が『この人だったら女性の味方をしてくれるから』と女性弁護士を紹介してくれました。『芸能界の力に屈しないから』って」

 一時期、X子さんは警察に被害の申告を行うことを考えたという。

「当時の彼女は『警視庁に被害届を出せば、自身の名前が公になってしまうのではないか』と懸念し、被害届の提出を諦めたのです。その後、示談交渉が進められ、中居さんがX子に9000万円の解決金を支払うことで合意。一連の出来事を双方口外しないと守秘義務を約束し、それを破った場合には賠償責任を負う前提で示談を交わしました」(前出・X子さんの知人)

パイプ役となった“フジテレビ幹部”A氏を直撃

 X子さんと中居のパイプ役となったA氏はいかなる人物なのか。

「ダウンタウンの松本さん、中居さんの2人に可愛がられていたA氏は、『まつもtoなかい』(現『だれかtoなかい』)を企画、立案。『ワイドナショー』も、かつてA氏が担当していた。彼は、女子アナや女性局員をタレントの“接待要員”として扱ってきた」(前出・フジ関係者)

 渦中のA氏は何を語るのか。12月20日夜7時、忘年会に参加するため品川区内の居酒屋を訪れたところを直撃した。

――「女性セブン」の記事はAさんのこと?

「いやいや」

――中居さんとの飲み会の後、トラブルに?

「いーえ、わからないです」

 

――X子さんは「Aさんから飲み会に誘われて断れなかった」と認識している。

「いえいえ。全然」

――彼女は傷ついている。

「いえいえ、あの、間違ってる」

 当時、X子さんが全てを打ち明け、相談を持ちかけていた人物が、別のフジ幹部B氏である。B氏を直撃すると「そんなの、僕がお答えすることないですよ。全然知らないです」と言い残し、逃げるように自宅に入った。

◇◇◇

 X子さんが言葉少なに語った悲痛な思い、フジテレビ社長への直撃、「週刊文春」の取材に対する中居側の“回答”とは。この記事の全文は、「 週刊文春 電子版 」で読むことができる。さらに、「週刊文春 電子版」では続報「 中居正広『9000万円女性トラブル』X子さんの訴えを握り潰した『フジテレビ幹部』 」も全文掲載している。

(「週刊文春」編集部/週刊文春 2025年1月2日・9日号)

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