兵庫ではなく岐阜でも“福男”が決まる！名物ダッシュに元ドラゴンズ CBCテレビの記者も参戦「西宮神社」の分社

CBC

一番乗りを目指して、参拝者が境内を全力ダッシュする兵庫・西宮の「福男選び」が行われましたが…岐阜県中津川市にある西宮神社の「福男選び」でも、初めての神事が10日未明に行われました。

いったい「福男」は誰に？カメラは一部始終を記録しました。

厳しい冷え込みとなった午前3時ごろ。地元の人を中心にスタート地点には多くの人が集まりました。

（高校3年生）
「陸上部です。100mを中心にやっていた」
Q.100mは何秒で走る？
「11.5秒。ずっと地元 中津川市で過ごしてきて、ことし春から大学で離れるので、福をつけてこの街を出ていきたい」

（大学4年生）
「高校2年生の時に50m走5.9秒。若い子たちに負けないように頑張りたい」

実は、ここ西宮神社は兵庫県にある「西宮神社」の分社です。創建130周年を記念した神事として、今年は本家同様「福男選び」を執り行うことにしたのです。

健脚自慢の77歳男性は最高齢の参加者です！

「普段から練習している。頑張ります」

400mのコースを激走！

参加者は、抽選で選ばれた10代から70代の男女69人。スタートは午前4時です。

コースは全長約400メートル。「中山道歴史資料館」の前をスタートし、アスファルトの一般道を走り西宮神社がゴール。第1コーナを曲がるとゆるやかな坂道となり、失速せずに第2コーナーを駆け抜けゴール前でスパートできるかがポイントです。

路面には、うっすらと雪…すると、いきなりスタート前に運命の分かれ道が。神社は安全面に配慮して参加者にスタート時間を決める、くじ引きを行ってもらうことにしたのです。

全体がA、B、Cの3つのグループに分けられ、最初にAグループがスタートし、その10秒後にBグループ。さらにその10秒後にCグループがスタートするというルールです。当然、Aグループが圧倒的に有利。

元ドラゴンズ CBCテレビの記者も参戦！

今回、CBC報道部からも去年入社した27歳の松田亘哲記者が参加！

（松田亘哲記者）「きょうは福男選びで、CBCテレビ チャント!を代表して松田走ります！」

プロ野球中日ドラゴンズの投手として4年間、マウンドで戦ってきた男。現役時代の50m走の記録は6.2秒。

（松田記者）「引退してからあまり走っていなくて不安だが、選手時代はピッチャーなので、いっぱい走っていたので体力が残っていると信じて頑張りたい」

とはいえ、この神事で圧倒的有利なAグループに入ることはできるのか？運命のくじ引きの結果は…

（松田記者）「どうしようA出しちゃった。やるしかない（笑）！」

やりました！あとは全力で400m駆け抜けるのみ！大きな飛躍が期待される2025年。松田記者が目指すのは一番福から三番福までの上位3人です！

（松田記者）「みんなガチですよ。アップが…めちゃくちゃ足上がっていますよ」

先頭グループでのスタートが許された松田記者。現役時代の50ｍ走の記録は6.2秒。その実力は、このおめでたい神事で発揮できるのか!?

上位3人 福男は誰に…？

午前4時。太鼓の合図と同時に一斉にスタート。上位を走る快足の4人は全員が陸上競技の経験者とのこと。第一コーナを過ぎると心臓破りの坂です。

CBC松田記者も前半激しい5位争いを展開！

そして、先頭ランナーは第2コーナーを曲がってラストスパートです。上位3人が「福男」となりますが、400メートル全力疾走の最終結果は！

（松田記者）
「5番！頑張った…速すぎる…」

見事、一番福となったのは恵那市に住む会社員 鈴木悠右さん30歳でした。100m専門で、いまも社会人クラブで競技に参加しているそうです。

（一番福 鈴木悠右さん）
「地元の人間で一発目を取りたいなと思ったので、何とか頑張って地元の人間で取れたので良かった」

そして、一番福から三番福を獲得した3人には、えびす様の木彫りなど縁起物が贈られました。「二番福」の男性は、中学陸上チームのコーチで現在23歳。「三番福」は、高校3年生で400ｍハードルの選手でした。松田記者はこの3人には及びませんでしたが、大健闘の5位。

（松田記者）「（先頭スタートの）Aを引いて5位なら、よくやったのではないかと。2025年いいスタートが切れました。これで仕事の方も頑張っていきたい」

ことしも記者として東海地方を走り続けます！