インバウンド需要背景に「成田エクスプレス」利用増 年末年始の利用状況

インバウンド需要背景に「成田エクスプレス」利用増

　旺盛なインバウンド需要などを背景に、この年末年始は千葉県内を走る特急のうち都心と成田空港を結ぶ「成田エクスプレス」の利用客が増加しました。

　ＪＲ東日本千葉支社によりますと、２０２４年１２月２７日から１月５日までの年末年始期間の管内の特急列車の利用者は１９万３０００人でした。

　このうち、都心と成田空港を結ぶ「成田エクスプレス」は１５万５０００人と全体の８割に上り、前の年と比べ約１割増加しました。

　これは旺盛なインバウンド需要に加え、最大９連休になるなど海外旅行を計画しやすい日並びの良さなども要因とみられます。

　また、主な駅の利用者は東京ディズニーリゾートの最寄り駅となる舞浜が４５万５０００人、成田空港は２つの駅合わせて６万人といずれも前の年を上回っています。

　ＪＲ東日本千葉支社は「曜日配列や天候の良さなどを背景に、利用状況は全体として前の年を上回る結果となった」と分析しています。