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「SHOGUN 将軍」尾崎英二郎、諦めずに掴んだ重要人物役 ハリウッドで旋風「新たな時代の波」

シネマトゥデイ 映画情報 / 2024年3月31日 8時3分

 国内外で話題になっている真田広之主演ドラマ「SHOGUN 将軍」の第6話「うたかたの女たち」では、ハリウッドを拠点に活躍する俳優・尾崎英二郎が、とある重要人物を演じている。「HEROES/ヒーローズ」「エージェント・オブ・シールド」など数多くの海外作品に出演してきた尾崎が、役を掴むまでの経緯、壮大なスケールで描かれるドラマの裏側を語った。(以下、第6話のネタバレを含みます)

 1975年にベストセラーとなった米作家ジェームズ・クラベルの同名小説を、ディズニーが持つ製作会社の一つ「FX」が映像化した本作。陰謀と策略が渦巻く「関ヶ原の戦い」前夜を舞台に、徳川家康ら歴史上の人物にインスパイアされた武将たちによる壮大な“謀り事”の裏側を、重厚な人間ドラマを通して描き出す。

 尾崎が演じたのは、織田信長にインスパイアされた戦国武将・黒田信久。二階堂ふみふんする落葉の方(幼名:瑠璃姫)の父親であり、安土城を居城として天下を統治する。信久が登場する第6話の回想シーンでは、戸田鞠子と瑠璃姫の運命的な出会い、鞠子の父・明智仁斎と信久の確執が描かれた。

“信長”にあたる武将役「畏れ多いほど光栄」

 尾崎はコロナ禍の2021年春、北米を中心に大々的に進行していた主要キャストのオーディションで、ある役柄を演じた演技ビデオが製作陣の目に留まり、「プロデューサーらが演技ビデオを気に入っている」という知らせを受けた。しかし、当時は役の獲得には至らず、カナダ・バンクーバーでは同年秋に本ドラマの撮影がスタートした。それでも、ドラマ全10話構成であることから、尾崎は「まだ、どこかでチャンスがあるかもしれない……」と密かに諦めず、髪も伸ばし続けた。

 すると翌年1月、突然エージェントから「『SHOGUN 将軍』からスケジュールを押さえられた、ボリュームは大きくはないが、重要な役柄である主要キャストの父親だ」と告げられた。自分の演技に対する製作陣からの反応は、嘘ではなかったのだ。「まさかの知らせに非常に驚きましたが、無事スタジオ側の了承も下りて契約し、そこから急いで準備に入っていきました」

 徳川家康にインスパイアされた主人公・吉井虎永を真田が演じる作品で、信長にあたる信久を演じることは「回想シーンであっても、畏れ多いほど光栄なことでした」と尾崎は振り返る。「同時に、太閤の前の天下人としての威厳や独裁的な印象、鞠子と落葉の方、2人の行く末にも影を落とす存在だったことが、その限られた場面の中で視聴者の方々に伝わらなければならない役割ですから、もの凄く大きな責任を感じました」

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