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「SHOGUN 将軍」尾崎英二郎、諦めずに掴んだ重要人物役 ハリウッドで旋風「新たな時代の波」

シネマトゥデイ 映画情報 / 2024年3月31日 8時3分

一切の妥協なし!衣装&美術&視覚効果の造り込みに脱帽

 「SHOGUN 将軍」の撮影は、全編を通してカナダのロケ地とスタジオ内のセットで行われた。尾崎曰く、そのスケールは驚くべきものであり、予算も計り知れないという。「おそらく僕がこれまで携わったどの映画やドラマシリーズよりも、大きな製作費が投じられています」

 登場人物の衣装も徹底的にこだわり、デザイナーのカルロス・ロザリオは2,300点もの作品を本作のためにデザインしている。もちろん、尾崎が演じた信久の衣装も細部まで緻密に制作された。「嬉しかったのは第6話のわずかな回想シーンのための黒田の衣装が、単に“城主や君主らしい”ものであることに留まらず、ちゃんと織田信長についての下調べがされており、そのイメージが着物の色に反映されていたんです。黒田の着物の内側の襦袢(じゅばん)と帯は、不敵にも派手な金色でした。まるで安土城の最上階の内外の装飾や金箔瓦の如くです」

 「細心の準備や工夫が、一瞬のショットに生きています」と各部門のスタッフの手腕を絶賛する尾崎。美術デザインのヘレン・ジャーヴィス率いるチームが築き上げた城のセットに足を踏み入れた時も、「そのスケールやリアルな質感にも感動しました」そうだが、完成品を観た時にもさらなる驚きがあった。

 「第6話で黒田と明智が城の門の前で向かい合った時、その門の外の遠方には、ちゃんと高台から見下ろした城下町が映っています。撮影本番時はスタジオの中でしたから、城下の景色などはありません。ポストプロダクションのVFXの作業で加えられているわけです。映るのはわずかに数秒でも『門を閉めておけば見えないのに……』なんていうことは考えないんですね。その安土の城下の景色があるだけで、そのシーンの説得力と雰囲気は段違いに変わります。ほんの少しの間の画だからこそ、一切手を抜くことがない造り込みに、脱帽するばかりです」

 北米ではHulu配信されている「SHOGUN 将軍」は、第1話配信開始から6日間で全世界900万回再生を記録し、ディズニーのスクリプテッド・ゼネラル・エンターテイメント・シリーズ作品として、配信プラットフォームの中で歴代ナンバーワンの数字を叩き出した。アメリカで活動する尾崎も「この作品は、今、ハリウッドの業界内や批評家たちの間でも『絶賛』といっていい旋風を巻き起こしています」と現地での注目度の高さを語っており、 「これまでとは異なる、新たな時代の波、そしてストーリー・テリングの基軸ともなっていくであろう、多彩な人種や文化の融合チームの結晶のドラマをどうか見届けて下さい。異国の地で創られたとは思えないほどの“王道”、しかし、大胆な視点・覚悟・試みの到達点としての新版『SHOGUN 将軍』をどうかじっくりとご堪能下さい」と日本の視聴者にアピールした。(編集部・倉本拓弥)

「SHOGUN 将軍」ディズニープラスの「スター」にて独占配信中

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