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小島秀夫監督&盟友ファティ・アキン監督が対談『RHEINGOLD ラインゴールド』は現代人の閉塞感を打ち破る!

シネマトゥデイ 映画情報 / 2024年3月29日 19時15分

 カンヌ、ベネチア、ベルリンの世界三大映画祭全てで主要賞受賞という偉業を成し遂げたドイツの名匠ファティ・アキン監督が、新たな創作の扉を開いた。最新作『RHEINGOLD ラインゴールド』は3月29日に公開。ドイツのラッパー“カター”の壮絶な半生に基づくサクセスストーリーを痛快に描いた本作を絶賛するのは、アキン監督の盟友にして、「メタルギア」「DEATH STRANDING」などで世界的に知られるゲームクリエイター・小島秀夫監督だ。

 今回、東京の KOJIMA PRODUCTIONS とドイツをつなぎ、オンライン対談を実施。二大クリエイターの止まらぬ熱い対話は、映画の創作秘話や、二人のコラボが実現した「DEATH STRANDING2」にまで及んだ。

デスストでもコラボする盟友同士

 『ソウル・キッチン』ではコメディー、『女は二度決断する』では社会派サスペンス、『屋根裏の殺人鬼フリッツ・ホンカ』ではホラーなど、様々なジャンルを渡り歩きながら、エンターテインメントを提供し続けるアキン監督。ドイツを代表する若き名匠と小島監督は、アキン監督が『女は二度決断する』で来日した際に初対面し、無類の映画好きとして意気投合した。

 小島監督は「初対面なのに、ファティには幼なじみのような感覚を覚えました。違う国で生まれ育ったのに、お互いに昔から知っていたかのよう。クリエイター同士では、よくあることなんです。それ以来、僕がドイツに行く時は必ず会う仲になりました」と振り返る。

 ゲームと映画、違うジャンルで活躍する二人。しかしアキン監督は「小島監督が生み出すビジョンには、常にインスパイアされています。彼は常に、今まで見たことがないものを見せてくれるんです。いったいどうやっているのかと不思議なんです。まるで夢の中で見たものを全てメモしているんじゃないかと思うくらい。嫉妬しますよ」と賛辞を贈る。

 「僕は常に目に付くところに『村上(春樹)だったらどうするか』という言葉を貼っていて、自分に問いかけています。村上は作品を出す度に新しいことに挑んでいると思っているから。小島監督は、村上春樹が文学でやっていることをゲームの世界でやっている。だから、この言葉は『秀夫だったらどうするか』に置き換えてもいいんです」とアキン監督の賞賛は止まらず、小島監督も「ちょっと褒めすぎですよ」と苦笑い。

 そんなアキン監督は、小島監督の新作ゲーム「DEATH STRANDING 2: ON THE BEACH」に“人形男”として登場する。

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