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「SHOGUN 将軍」穂志もえか、涙の旅立ちから世界の“藤様”へ 即興演技がミーム化「予想外でした」

シネマトゥデイ 映画情報 / 2024年5月2日 6時32分

 真田広之が主演・プロデューサーを務めたハリウッド制作ドラマ「SHOGUN 将軍」で、“藤様”こと宇佐見藤役を務めた穂志もえかがインタビューに応じ、「不安しかなかった」という初海外作品への参加、世界中の視聴者を虜にしたシーンの裏側を語った。(以下、ドラマの内容を一部含みます)

 米作家ジェームズ・クラベルの同名小説に基づく本作は、天下分け目の合戦「関ヶ原の戦い」前夜を舞台に、歴史上の人物にインスパイアされた戦国武将たちによる壮大な“謀り事”の裏側を、ディズニーが持つ製作会社の一つ「FX」が壮大なスケールで描き出した戦国スペクタクルドラマ。穂志が演じた藤は、誇りと高潔さを備える名家の娘で、とある出来事で夫と息子を失った後、主人公・吉井虎永(真田)の旗本である按針(コズモ・ジャーヴィス)の正室に任命される。

 2017年に「100万円の女たち」でテレビドラマ初出演を果たした穂志は、翌年に『少女邂逅』で映画初主演を飾ると、『愛がなんだ』『街の上で』『花束みたいな恋をした』『窓辺にて』『MY (K)NIGHT マイ・ナイト』といった話題の映画に多数出演。「SHOGUN 将軍」では撮影地であるカナダ・バンクーバーへ渡航し、真田ら日本人キャストと共に、8か月にわたる長期撮影に挑んだ。

 海外で初めての長期撮影ということもあり、穂志は「不安しかなかったです」と当時の心境を明かす。「今までは、日本でしかお仕事をしたことがなかったので、日本で長期間活動できないことがどういうことなのか、そこも不安として乗っかってきました。 当時所属していた事務所の方々にも背中を押してもらい、飛び込んでみようという気持ちになれました。でも、やっぱり怖くて、最後に『行ってきます』と事務所の方々にあいさつした時は泣いてしまいました」

 穂志の名前が全世界に知れわたる大きなきっかけとなったのが、第4話「八重垣」でのワンシーン。樫木藪重(浅野忠信)に仕える武将・樫木央海(金井浩人)が、按針に鉄砲を差し出すように迫ると、藤が按針の鉄砲を手に取り、央海に向けて「お引き取りくださりませ」と銃口を向けた。鉄砲を構える凛々しい藤の姿は、米公式SNSなどでも取り上げられ、海外でも「藤様(Fuji Sama)」の愛称が定着していった。

 反響が大きかった第4話のワンシーンについて、穂志は「あのシーンでは『特にここは大事なところだから』という雰囲気は全くなく、私も普通にお芝居をしただけでした。スタッフさんからは、鉄砲には弾や火薬は絶対に入ってないから大丈夫と、安全に関する説明を何度も受けたことは覚えてます」と振り返る。それでも、台本読んだ時点で「ここはセンセーショナルな描写だと思いました」と他のシーンとは異なる画になることは予感していたという。

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