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「ウルトラマンアーク」辻本貴則監督、初回3話で狙った“パターン崩し” 継田淳と挑む新機軸満載のウルトラマン

シネマトゥデイ 映画情報 / 2024年7月20日 10時0分

 ウルトラマンアークが使うアイテム関連については、ソリスアーマー、ルーナアーマーが発表されている他、アークアイソードは、いわゆるパワーアップアイテムではなく、第1話から早速登場した。辻本監督といえば、ヒーローが剣を振り下ろした際のケレン味溢れるパースカットもお馴染みであり、「ウルトラマンタイガ」の第18話「新しき世界のために」おいて、ウルトラマンタイガ トライストリウムがタイガトライブレードを手にした際に描いて以降、自身が手掛けたエピソードで度々描写しており、これもまた「辻本印」とでも言うべき監督のカラーのひとつである。

 「これまでも剣を手にしてカッコ良く決めるカットにはこだわってきたので、是非、自分で撮りたかったんです。打ち合わせで、どういう武器を使わせるか、どのタイミングで出すかを話していた際に、途中で出すなら最初からやりましょうと提案しました。いざ出来上がって来たら、メガネ状になっていたのは驚きましたが(笑)、ウルトラセブンのウルトラアイのイメージで、最初にメガネ部分が出現して遅れて刃と柄が形になるビジュアルが浮かび、これは面白く描けたんじゃないかなと思います」

 ウルトラマンアークの声として、俳優の萩原聖人を起用したのも話題となっている。「萩原さんとは、ドラマの『コードネームミラージュ』(2017)でご一緒したことがあるのですが、とても素晴らしいお芝居をされる俳優さんです。萩原さんは声優としても活動されていて、僕はアニメの仕事も多少やっていたので、現場で『俺、声優もやってるんだよ』『ええ、もちろん知ってますよ』なんて話をしていて。その際に声優の仕事も継続したいと、お聞きしていました」

 放送済みの1~3話では、ユウマとウルトラマンアークの対話が描かれていていたが、これらは辻本監督が絶対に入れたいと思っていた場面であり、そうした中、浮かんだのが萩原であった。「さすがに萩原さんクラスとなると、実際に起用するにはハードルが高かったかもしれない。ですが、プロデューサー陣が頑張ってくれて実現しました」

 萩原は声のみでなく、ユウマの過去が描かれた第3話で、ユウマの父親も演じた。これは、後から決まった役であり「アークの声の出演が決まった際に、声の出演だけではもったいない、是非本編にも出てもらいたいと思い、お父さん役もお願いすることにしました。もちろん、単なる便乗で決めたわけではなく、きちんと理由付けも考えてあるので、是非そこはシリーズを観続けてもらえればと思います」とアピールした。

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