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「仮面ライダー」アプリゲームから舞台化で新境地へ 「ライドカメンズ The STAGE」脚本・高橋悠也の挑戦

シネマトゥデイ 映画情報 / 2025年1月10日 7時3分

 東映の人気特撮「仮面ライダー」をテーマとしたスマートフォン向けアプリゲーム「ライドカメンズ」が、「ライドカメンズ The STAGE」として舞台化される。世界観の構築およびメインシナリオを担当したのは、「仮面ライダーエグゼイド」「仮面ライダーギーツ」などでおなじみの脚本家・高橋悠也だ。2024年5月末のゲームローンチから半年、舞台化に挑んだ高橋がインタビュー応じ、脚本執筆のこだわりや舞台への期待について語った。

「ライドカメンズ」ローンチ後の手応え

 「ライドカメンズ」は、自然と文明が調和した虹顔市を舞台に、仮面ライダーをサポートする「エージェント」(=プレイヤー)が、個性溢れる19人の仮面ライダーと共に、彼らの記憶を巡る戦いに身を投じる物語。仮面ライダーたちは、各々が掲げる信念をもとに結成した、6つのグループ(=クラス)に分かれて活動している。

 ローンチ当初から、17人の仮面ライダーが一挙に登場した本作。これまで数多くのシリーズ脚本を手がけてきた高橋にとっても、初めての経験だった。「20人近くのキャラクターを描き分けられるかどうか、企画当時は不安でした。いざやってみると、声優さんの芝居はもちろん、各ライダーの多種多様なデザインのおかげもあり、性格も被らないキャラクターを描き分けられたという実感はあります」

 ゲームをプレイしたファンの反応の中には、意外なものもあったという。「特撮ドラマ『仮面ライダー』シリーズでは仮面ライダーは、困っている人や弱き者を助けるヒーローであることが多いです。一方で『ライドカメンズ』は大人向けに作ったこともあり、自己欲求のために仮面ライダーになるキャラクターも描いています。平和を願うようなキャラクターだけでなく、己のために計算高く、人を騙したり、ある種の私利私欲のために動くキャラクターに魅力を感じているユーザーさんの声も多く、そういったキャラクターについての反響は意外でした」

「仮面ライダーはなぜ戦うのか?」を改めて言語化

 脚本は、「仮面ライダーギーツ」のスピンオフ作品や、アプリ「ライドカメンズ」で多数のイベントストーリーを手がける内藤祐介と共に組み立てていった。「僕が物語の方向性や大まかな構成を出して、内藤くんがそれをベースに脚本を執筆しています。その後、僕がチェックして、セリフの言い回しでしたり、シーンの変更等を調整する工程を、何度か繰り返して完成させました」

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