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心理学|あなたは幼稚で痛い?『中学聖日記』に見る、子どもと大人の恋愛の違い

ココロニプロロ / 2018年12月8日 16時55分

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女教師と中学生の「純愛」をテーマとしたドラマ『中学聖日記』(TBS系)が話題になっていますね。

主要キャストは、ヒロインの末永聖(有村架純さん)、聖に想いを寄せる黒岩晶(岡田健史さん)、聖の婚約者・川合勝太郎(町田啓太さん)、さらに晶を好きな岩崎るな(小野莉奈さん)の4名です。

ちょっとドジな教師と年下のイケメンが織り成す、障害の多い恋愛。この先どうなっていくのか…目が離せません。

■晶が女性の心をつかむ理由
なぜ世の女性たちは、晶に心を揺さぶられるのでしょうか。
それは、彼の想いがとことん純粋だからです。誰が何と言おうと、「聖が好きなんだ」という気持ちを隠すことなく直球でぶつかる晶。

怖いもの知らずになれる若さと、未熟だからこそ発揮できる強引さ。かつての自分もこんなふうに盲目的だった…そんな懐かしさと、どう展開するかわからない心もとなさが、人気の秘密なのでしょう。

晶の聖への想いは、決して偽物ではありません。彼が聖を本気で好きなのは確かです。とはいえ、想いの在り方そのものに「子どもっぽさ」を感じるのも事実。

「子どもの恋愛」と「大人の恋愛」は違います。では、どんな点が違うのでしょうか?

■無意識の甘えを隠さない
人は誰でも「自分を見てほしい」「関心を示してほしい」という想いを持っています。
特に幼少期は、親や先生といった第三者に認めてもらい、自分という存在に価値を見出したいとの欲求を抱くものです。

これを「承認欲求」と言います。「承認欲求」は無意識に派生する欲求で、相手への「甘え」があって生まれます。

こういった甘えを隠すことなく、自分から相手への一方通行なコミュニケーションになっているのが「子どもの恋愛」です。

相手の事情や心情を配慮しない分、想いが真っ直ぐになります。ただ、それは極めて自己中心的な性質を持っているとも言えるのです。

■無意識の甘えと意識的思いやりの拮抗
大人になると、自分都合だけでは社会で生きていけないと理解します。何らかのコミュニティに属し、その中で居場所を築いていかなければいけないのが現実です。

そういった中で「自分に関心を示してほしい」と無意識に甘えを抱いても、意識の上では相手の話を傾聴し、興味や関心を示すといった、対人スキルが磨かれていきます。

つまり、自分から相手への一方通行だけでなく、相手から自分へと発せられる気持ちのベクトルを「受け止める」といった必要性を把握するのです。

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