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恋愛成功のカギは「記憶」!そのメカニズムからわかる、幸せな恋をする方法

ココロニプロロ / 2017年3月4日 10時15分

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恋愛成功のカギは「記憶」!そのメカニズムからわかる、幸せな恋をする方法

公開中の映画『一週間フレンズ』の中で、高校生の祐樹は、クラスメイトの香織に「友達になってください」と声をかけます。

しかし答えはNO。理由は、一週間で友達との記憶を失ってしまうから。
香織は小学生時代のつらい経験から、友人の記憶のみが消えるという障害を持っていたのです。

「友達になれない」と距離を置こうとする香織に、祐樹は交換日記を通してひたむきに友情を育もうとします。

■記憶には3つの段階がある

香織のような障害がなくても、特定の記憶だけを保存したり、自由に取り出したり、狙って消したりということはできません。
記憶とは、脳がオートマチックに次の3つの作業を行うことです。

・記銘
・保存
・想起

例えば、あなたは友達から毎年プレゼントをもらっているとしましょう。
それらのプレゼントが何なのか、ひとつひとつ付箋を貼ってタンスにしまい、ときどき引き出しを開けてその品を見返します。

記憶の作業もこれと同じで、様々な瞬間(刺激)に対して「これは○○である」という付箋を貼るのが「記銘」、それを心の引き出しにしまうのが「保存」、保存したものを取り出すのが「想起」です。

ひさしぶりに卒業アルバムを見たら、クラスメイトの顔が記憶と少し違う、なんて経験をしたこともあるんじゃないでしょうか。
そう、「保存」された記憶は、その状態のまま保たれるわけではないのです。

■記憶は知らない間に変化する

想起には、以下の3種類があります。

・再生
・再認
・再構成

「再生」は、昔録ったフィルムを見直すように、起こった出来事をそのまま思い返すことですね。
実際には一度も経験してないのにどこかで体験したような心地がするのをデジャヴュといいますが、以前、経験したことを体験したと認知するのが「再認」です。

そして思い出というのは時間の経過とともに細部が薄れ、強く心に残る要素が強調されたり、第三者からのすり込みなどによって違う内容に置き変わったりするものです。
意図せず、過去にさかのぼって保存された中身を書き換えてしまう。
これが「再構成」です。

自分が覚えていることを相手が同じように覚えているとは限らないし、自分が認識している思い出も「再構成」された記憶かもしれない。
このように「保存」されたものは、当てにならないもの。

だから他人との関わり合いにおいて、常に

・相手の認知を把握する
・再生を繰り返しながら、過去から教訓を導く

という心構えを持つことが、大切なんです。

■記憶の取り扱い方

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