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男女問わず“ステキな人”と思われる為にすべきこと〜『繕い裁つ人』〔伊藤さとりの映画で恋愛心理学 第21回〕【恋占ニュース】

ココロニプロロ / 2015年2月18日 12時15分

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男女問わず“ステキな人”と思われる為に~『繕い裁つ人』

映画パーソナリティーとして活躍中の伊藤さとりが、オトナ女子ならではの目線で恋に効くオススメ映画を紹介!記者会見や舞台挨拶の裏話もあるかも!?

男女問わず“ステキな人”と思われる為にすべきこと〜『繕い裁つ人』

「父が神戸のテーラーで夏服、冬服を三着ずつにタキシードが一着という感じでスーツをあつらえていて、それを長年大切に着ている人で。私に職人さんの仕事の素晴らしさを語ってくれた父のお陰で、仕立て屋の話を撮りたいと思ったのが8年前。リサーチしたり、企画書を作ったりしていたある時、『繕い裁つ人』のコミックと出逢って「これだ!」と思ったんです」
目をウルウルさせながら、映画公開の初日舞台挨拶でそう語った三島有紀子監督。その信念こそがステキなのだけど、この『縫い裁つ人』の主人公である洋裁店の女店主からも“本当にステキな人”なる為にすべきことを教えてもらえます。

主人公は神戸にある小さな仕立て屋「南洋裁店」の女主人・市江(中谷美紀)。彼女の服は、昔ながらの職人スタイルで作り上げる一点もので、いつも即日完売。その服に惚れ込んだ百貨店企画部の藤井(三浦貴大)は、市江にブランド化の話を持ちかけるものの、彼女はまったく興味を示さない。仕事は、先代である祖母が過去に作った服の仕立て直しとサイズ直し、あとは先代のデザインを流用した新作を少し作るだけ。「世界で一着だけの一生もの」それが市江の服が愛される理由なのだが、藤井だけは、彼女の胸に秘めた想いに気付いていたのだった。
市江が多くの人に愛され、求められるのには理由があります。それは彼女が、時間をかけてお客一人一人をしっかり見て、その人の魅力を引き出す服を作り上げるから。相手の顔を見て向き合って、その人のために時間を作ることを大切にし、それぞれに合った服を作りたいからこそ、ブランド化して量産しないのです。

恋愛も同じです。誰だって自分をちゃんと見てくれる人に惹かれるし、親身になって真剣に耳を傾けてくれる人を好きになる。
いい人だと思われたいし、好かれたいから、お誘いはなるべく断りたくない、と短時間でも会うのは分からなくはない。けれど、実はそれって逆効果。一日に数人と小刻みに予定を入れているのが知られたら、相手にも「この人は忙しくて、友達が多い」と八方美人のレッテルを貼られてしまう。だからこそ、大切にしたいと思う人に会う時には前後の時間にゆとりを持って。「今日はアナタの為に一日時間をとってある」というアピールも時には必要。
ただし、市江自身も“本当の意味で愛され、求められる人”になるのには、ある変化を必要としました。それは劇中、彼女が胸に秘めていた“自分が生み出すデザインで、服を作ることへの勇気”。それまでは、相手の意思を尊重し過ぎたり、相手に合わせてばかりいて、ある意味“都合の良い人”状態になり得る部分も。

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