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ホンダ ステップワゴン新車情報・購入ガイド 実質価格を引き下げ再チャレンジ! 歩行者検知式自動ブレーキ「ホンダ センシング」をほぼ標準装備化! 安全性&装備を大幅向上させ再チャレンジ!【ニュース・トピックス:ホンダ】

CORISM / 2016年6月4日 19時19分

ホンダ ステップワゴン/ステップワゴン スパーダ

1.5Lダウンサイジングターボにわくわくゲートなど、ライバルには無い技術を満載したステップワゴン

 ホンダは、人気ミニバンのステップワゴンを一部改良を施し発売を開始した。

 ホンダ ステップワゴンは、2015年4月にデビューした。ステップワゴンは、現在のモデルで5代目。ステップワゴンには、このクラス唯一のダウンサイジングターボである直噴1.5L VTEC TURBOエンジンを搭載。低速域では2.4L車並みのトルクを発揮する。燃費は、最も良いグレードで17.0㎞/L。売れ筋グレードになると、16.2㎞/Lになっている。この燃費値は、5ナンバーミニバントップレベルといえるもの。しかし、各社燃費値は均衡しており、トップレベルだが平均程度でもある。

 このクラスのミニバンは、室内スペースの広さが重要。ステップワゴンは、クラス最大級の室内空間を実現した。また、ホンダらしいユニークな装備として、大開口のテールゲートに横開き式のサブドアを備えた「わくわくゲート」を採用。

 ミニバンのテールゲートは、とても大きく重い。そのため、後方に一定のスペースがないと開くことができない。ショッピングセンターの駐車場で、壁や他の車両との距離が近いと完全に開くことも難しい。また、重い上に全開にした時の高さが高いため、女性が開閉するのは容易ではない。そうした状況を改善するために開発されたのが、わくわくゲートということになる。さらに、3列目のシートを左右に分割して床下格納できる「マジックシート」との組み合わせで、テールゲートを開けることなく横開き式のサブドアから3列目シートへの乗り降りを可能とし、荷物の出し入れなども容易にしている。

 そして、ステップワゴンには最新の安全装備である「ホンダセンシング」が用意された。このホンダセンシングは、歩行者検知式自動ブレーキ関連の安全装備。その他、車線逸脱抑制や誤発進抑制機能なども用意され、高い安全性能を誇る。ホンダは交通安全に対して「セーフティ フォー エブリワン」というスローガンを掲げていたが、デビュー当時はオプション設定という物足りない状態だった。

歩行者検知式自動ブレーキである「ホンダ センシング」が一部を除き標準装備化! 高い安全性能をもつミニバンに進化した!

 今回の改良では、物足りなかった安全装備をBグレードを除くすべてのグレードに標準装備化した。全車標準装備化ではないところが、少々歯切れが悪いが、より安全なクルマが多くなることは交通死亡を減らすという社会貢献にもなるので高く評価できる。

 また、ライバルであるトヨタ ノア&ヴォクシーには、歩行者を認識できない自動ブレーキ関連の安全装備「トヨタ セーフティセンスC」しか用意されていない。大きく重いミニバンは、歩行者と衝突すれば大きなダメージを与える。そうした点も含めれば、トヨタ系ミニバンに対して、安全性能面でも大きな差をつけた。同時に、ナビ装着用スペシャルパッケージ+ETC車載器も標準装備化された。

 さらに、装備類も向上されている。「リア右側パワースライドドア」を、B、G・Honda SENSINGを除く全タイプに標準装備。

「1列目シートi-サイドエアバッグシステム+サイドカーテンエアバッグシステム」を、Bを除く全タイプに標準装備するとともに、G・EX Honda SENSINGには「リア右側パワースライドドア」と「LEDヘッドライト」を標準装備。

 ステップワゴン スパーダに「リア右側パワースライドドア」と「パドルシフト」を標準装備するとともに、SPADA・Cool Spirit Honda SENSINGには「スポーツペダル(アクセルペダル&ブレーキペダル)」が標準装備された。

 こうした装備向上に伴い、価格もアップしている。ステップワゴン スパーダHonda SENSINGの価格は284万円。改良前と比べると約12万円ほどアップ。クールスピリットHonda SENSINGは、約10万円ほどアップした。

 今回の設定は、すでに発売済みの特別仕様車とほぼ同様な仕様。そして、価格設定はなかなかお買い得感のあるものとなった。お買い得な特別仕様車が通常グレードになったということは、実質価格引き下げということになる。

モデル末期のセレナに負けているステップワゴン。その理由は、価格? 実質価格引き下げで、激戦5ナンバーミニバンの販売戦争に再チャレンジ!

 こうした実質価格引き下げが行われたのには訳がある。ステップワゴンは、販売面で苦戦を強いられているのだ。ステップワゴンの2015年度の販売台数は、約6.4万台。ライバルとなる日産セレナは6.0万台となっている。わずかにセレナに勝っているが、実質大敗といえるもの。ステップワゴンは、デビューイヤーなのに対して、セレナはモデル末期なのだ。月別で見ると、1~3月の繁忙期でも販売台数でセレナに負けている。

 こうした結果には訳がある。それは、価格だ。セレナに自動ブレーキ関連の安全装備「エマージェンシーブレーキ」が標準装備されているが、ホンダ センシングがオプションだったステップワゴンはセレナより高価だった。元々、ステップワゴンの価格設定は高かったのだ。

 さらに、セレナはモデル末期で超大幅値引きという大盤振る舞い状態。それに対して、ステップワゴンは新型ということもあり、値引きは少な目。そうなると、支払総額で大きな差になって表れる。こうなると、さすがにステップワゴンは分が悪い。また、それに追従するようにノア&ヴォクシーにエスクァイアもガソリン車なら値引き対応してきたために、ステップワゴンは窮地に立たされてしまった。そこで、装備を向上させながら価格を安くした改良が行われたのだ。より高い競争力を得て、ステップワゴンは激戦5ナンバーミニバン販売戦争に再チャレンジすることになる。

高い人気とリセールバリューを誇るスパーダがお勧め

 ホンダ ステップワゴンの選び方。まず、標準車かスパーダかという選択になる。デビュー直後の売れ行きは、約70%がスパーダを選択している。先代ステップワゴンもそうだったが、スパーダの方が人気が高く、リセールバリューも高い。こうなると、やはりスパーダがお勧めだ。安全装備面では、ホンダセンシングがほぼ標準装備され、ライバル車だとほぼオプションとなるサイド&カーテンエアバッグもBグレードを除き標準装備されているので安心だ。

 クールスピリットは、スパーダに対して15万円高価な価格設定がされている。大きな装備差は、トリプルゾーンコントロールのエアコン、スポーツペダル、ブラック コンビシート、17インチホイールといったところ。こうした装備は、予算や好みで選べばいい。

ホンダ ステップワゴン/ステップワゴン スパーダ価格

■ホンダ ステップワゴン/ステップワゴン スパーダ価格

●ホンダ ステップワゴン価格
・B FF 2,288,000円/4WD 2,547,200円
・G Honda SENSING FF 2,610,000円/4WD 2,847,600円
・G・EX Honda SENSING FF 2,830,000円/4WD 3,046,000円

●ホンダ ステップワゴン スパーダ価格
・SPADA Honda SENSING FF 2,840,000円/4WD 3,077,600円
・SPADA Cool Spirit Honda SENSING FF 2,990,000円/4WD 3,184,400円

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