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クオッカが迎えてくれる楽園!美食もビーチも星空も揃ったロットネスト島には1泊以上したい

CREA WEB / 2024年1月30日 7時0分

 2023年10月、ANAの成田-パース直行便が再運航し、ぐっと行きやすくなった西オーストラリア州。オーストラリア大陸の西側にあり、その広さは日本の7倍もあります。広大でときにびっくりさせられるような自然、ポップカルチャー、シーフードをはじめとするグルメや、かわいいクオッカワラビーも!

 多彩な表情を見せてくれるパースとその周辺の旅。ホリデーシーズンのオーストラリアは夏ですから、寒い日本を飛び出して、夢みたいな景色を眺めて、体験してみませんか?

 シリーズ#06はパースからフェリーに乗って、クオッカが待つロットネスト島へ。


ロットネスト島へはフェリーで


かわいいフェリー。

 ロットネスト島に行くには、パースもしくはフリーマントルからフェリーを使います。パースの桟橋から赤と白が鮮やかなロットネストエクスプレスのフェリーに乗り込み、約90分。1日1往復しており、日帰りも可能です。

ロットネストエクスプレス

https://rottnestexpress.com.au/jp/

 島内への一般車両の乗り入れは禁止で、地元なら自転車を持ち込む人も多いようです。島内での移動は徒歩か巡回バス、電動カートの「クオッカ・ホッパー」を使うのがおすすめ。

ロットネスト島といえば、クオッカ!


ああ、かわいい。

 今、オーストラリア旅行の目的として人気が急上昇しているのが「クオッカ」。オーストラリア固有の小型有袋類で、ロットネスト島に多く棲息しています。下から見るとにっこり笑ったような表情に見えることから“世界一幸せな動物”とも呼ばれる愛すべき動物です。


クオッカ。

「ロットネスト島に行けばいたるところで見られる」といわれていますが……本当にそうなのです。ビーチ、街角はもちろんのこと、へたをするとお店に中にまで入っています(人間の食べ物を食べないようガードしていますが)。

 なので、クオッカに会えるかどうかはまったく心配する必要はありません。


少し幼いクオッカ。

 だからこそ、気を付けなければいけないことも。以下のことはしっかり守ってください。

クオッカについての注意

・餌を与えない。自然の葉っぱでも「人がくれる」ことを覚えてしまうのでNG。
・触らない。もちろん抱っこしない。
・フラッシュ撮影をしない。

 とはいえ、昼も夜もすぐ近くにいるクオッカはかわいくてたまりません。


クオッカの親子。

夜行性なので昼間はすやすや寝ているクオッカも。

ロットネストは最高のビーチリゾート!


真っ白な砂浜。

 ロットネスト島は、環境保護の観点からも注目されています。島全体がA級自然保護指定の国立公園で、古くから具体的な取り組みが行われてきました。

 なにしろ1979年から風力発電に取り組み、2016年には太陽光発電も取り入れ、現在は島内の使用電力の45%を再生可能エネルギーで賄っています。また、海水を淡水に変える装置を導入し、飲水以外は全て海水を淡水化して賄い、生活汚水も島内の施設で処理しており、美しい自然が徹底して守られているのです。


島のあちこちに絶景ポイントが。

シュノーケリングも。

 海だけでなく、島全体にオーストラリア固有の植物が生え、豊かな自然を眺めながらのサイクリングが人気です。


雄大な自然の中を走る。

 島最長のビーチ「サーモンベイ」の近くでは、岩の先に「オスプレイ(ミサゴ)」というワシの一種の巣があります。世界最古、そして最大の巣は遠くから見ても迫力が。この日は子どもたちも見えました。


猛禽類「オスプレイ」の立派な巣。

一日中、美しい表情を見せてくれる灯台


ワジャマップ灯台。

 ロットネスト島のもうひとつの名物と言えば2つの灯台。最初に、島の最高地点に「ワジャマップ灯台」ができ、ここからの眺めは最高です。


バサースト灯台。

 海難事故をきっかけにつくられたもうひとつの灯台は、「ピンキービーチ」のすぐそばにある「バサースト灯台」。その名のとおり夕方にはピンク色に染まるビーチから夕陽に照らされた灯台を眺めたり、灯台のある場所まで登ってビーチごしのサンセットを眺めるのもいいかもしれません。


バサースト灯台からのサンセット。

夜明けのバサースト灯台。

ワジャマップ灯台

所在地 Wadjemup Rd, Rottnest Island WA

バサースト灯台

所在地 Via Lancier St., Rottnest Island, WA

泊まるなら“リゾートグランピング”を選ぶ


スーペリアファミリーテント。

 宿泊でおすすめなのが「ディスカバリー・ロットネスト・アイランド」。ロットネスト有数のグランピング施設で、レストランやバー、プールもあって快適です。テントの中は夏は風が通って夏でも涼しく、冬は電気毛布と電気ストーブが設置されます。トイレとシャワーは常設で、一番小さいテント以外はキッチンまであります。


ファミリータイプは二段ベッドも。

 食事は隣接した「ピンキーズ・ビーチ・クラブ」で。せっかくのグランピングなので、共同BBQ施設を使って自分で食材を買ってきてBBQ(調理)することもできます。

 そのときも足元にはクオッカ。食べ物を与えるのはもちろんNG、盗み食いされないようにする工夫もお忘れなく。


スタッフが焼いてくれるバーベキュー。

メニューには餃子も。

朝食はブッフェスタイル。

ディスカバリー・ロットネスト・アイランド
Discovery Rottnest Island

所在地 Strue Rd, Rottnest Island WA 6161
電話番号 08-6350-6170
https://www.discoveryholidayparks.com.au/

ショッピングやランチも


小さな町。

 島は70%が手つかずの自然ですが、フェリーを降りた桟橋に近いエリアには、スーパーマーケットやおみやげ屋さん、レンタルサイクルの拠点も。いちばん活気のある場所です。

 逆にここ以外にはお店などほぼないので、ご注意を。


暑いのでアイスがおいしい!

ビーチで過ごすのにぴったりの衣類も。

 もちろん、おみやげを買うのもここ。クオッカグッズはパースにもたくさんありますが、ほかでは見られないかわいいものが揃っています。


クオッカの金太郎あめ!

親子クオッカのキャップ。

リゾートホテルのレストランでランチ


ロブスターロール。

 中心エリアにある「ホテル・ロットネスト」は、ホテル「サンファイア・ロットネスト」にあるレストラン。窯焼きピザやクラフトビールが人気です。


クラフトビールのタップも充実。

アツアツのピザがおいしい!

 海が見えるテラス席は絶景。ただ、クオッカが食べ物を狙っているので注意。カモメもたくさんいます。


テラス席が美しい。

クオッカ立ち入り禁止。

ホテル・ロットネスト
HOTEL ROTTNEST

所在地 1 Bedford Ave, Rottnest Island WA 6161
電話番号 08-9292-5011
営業時間 ピザ&チップス11:30~12:00 フルメニュー12:00~15:00、17:00~20:00、オールデイイーツ12:00~20:00、バー11:30~夜遅く
定休日 なし

【協力】

<西オーストラリア州政府観光局WEBサイト>
https://www.westernaustralia.com/jp/

<パース観光情報サイト「のんびり~ばぶる! パース」>
https://nonbiri-perth.com/

※オーストラリアの国番号は+61です。

文=CREA編集部
撮影=鈴木七絵

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