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台湾名物・小籠包は屋台もおすすめ 地元の人も通うちょっと変わった小籠包の名店3選

CREA WEB / 2024年3月1日 7時0分


皮の薄さと肉汁の多さが小籠包のおいしさの決め手。しかし、変化球小籠包もまた違ったよさがあります。

 台湾旅行に行ったら必ず一度は食べたいと思うであろう、台湾の人気グルメ・小籠包。小籠包の名店は、ミシュラン・ビブグルマンで紹介されるようなお店もたくさんありますが、街の小さな屋台で食べる小籠包の味も負けていません。

 テイクアウト専門店は、観光客の方は行く機会が少ないかもしれませんが、むしろ食べ歩きには好都合。レストランなどでは小籠包以外のメニューも豊富なので、ついほかの料理も食べたくなってしまうと思いますが、屋台の場合は基本的に小籠包のみなので、お目当ての小籠包をササッと買えるのがいいところです。

 今回は、そんな食べ歩きにおすすめの小籠包の名店をご紹介します。


◆湯包洪

日替わりのカラフル小籠包は毎日通いたくなるおいしさ


餡の豚肉は後ろモモ肉を使用した本格派。

 知る人ぞ知るB級グルメのプチストリート・合江街にある、テイクアウト専門の小籠包店。小籠包のほか酸辣湯や、豆漿などのドリンクも販売しています。

 早朝から営業しており、朝ごはんに小籠包でパワーチャージしたいときなどにちょうどいいボリュームです。


店舗は公園前の交差点にあり、ひっきりなしにUber Eatsなどのデリバリースタッフがピックアップに訪れています。

 このお店が人気な理由の一つは、日替わりの「不一様顔色湯包」(カラフル小籠包)を売っているため。不一様顔色湯包の餡は原味(プレーン味)と同じなので味は同じですが、見た目が「映える」小籠包ということで、毎日通ってすべての色を購入するお客さんも多いとか。

 種類は原味の白以外に6色(紫、緑、ピンク、黄、黒、青)あります。それぞれの色に名前がついているのですが、写真の青色小籠包は「納美人小籠湯包」という別名も。理由は、映画「アバター」の中に出てくる青い肌の種族「ナヴィ」をモチーフにしているからだとか。


青い皮の小籠包は、生地にバタフライピーを入れて色を付けているとのこと。小籠包は8個入り130元。安い!

 蒸しあがった小籠包は箱詰めしてくれます。箱の中には千切りの玉ねぎや葱が彩りとしてあしらわれ、一緒に食べると食感の違いも楽しめます。

 ほかにも、「原味小籠湯包」(プレーン味)8個100元や、「蒜香小籠湯包」(ニンニク入り小籠包)8個入り130元といったメニューも。すぐ隣に公園があるので、ここでアウトドア小籠包も楽しめます。

湯包洪

所在地 台北市中山區合江街18號
電話番号 0918-046-881
営業時間 6:00〜13:00、16:30〜18:30(土日のみ6:00〜12:00)
アクセス MRT南京復興駅出口1より徒歩約5分

◆匠小籠包

まさかのぽっちゃり系“中籠包”が登場!


餡は豚の脇腹肉とフィレのミックス。肉汁の煮凝りなどは小籠湯包ではないのであえてプラスせず、生地があまり水分を吸わないようにしています。

 以前、台湾から小吃食べ歩きレポートをお届け B級グルメが集まる【永春】をぶらりで、名店揃いのストリート・虎林街の周辺のお店として紹介したこちらも、テイクアウト専門の小籠包店。売り切れ次第終了なので、できればランチかおやつの時間帯くらいまでに行くのがおすすめです。


朝早くから湯気をモクモク出しながら、たくさんの小籠包を蒸しています。市場に買い物に来た人たちも、こぞってここに買いに来ます。

 オーナ―姉弟は昔、イートインもある小籠包店をそれぞれ別の場所で営んでいましたが、コロナ禍を経て、お客様に引き続きおいしい小籠包を食べてもらいたいという思いから、コストを減らして2人で再スタート。

 テイクアウトのみのため、冷めにくく、また冷めてもおいしく食べられるよう皮にひと工夫。老麺と呼ばれる発酵させた生地を使いフワフワの厚い皮に仕上げることで、餡を冷めにくくしたお持ち帰り用の新たなスタイル。皮は厚くても、軽い食感です。


豆漿などのドリンクも4種類販売しています。甘い米漿や黒豆を使った黒豆漿など、ひと手間かかったドリンクを飲めるのがうれしい。

 写真の商品は「雙拼小籠包」の原味(プレーン味)と麻辣(辛味)のミックスで、8個入り110元。写真でおわかりの通りのボリューム感で、もはや小籠包ではなく「中籠包」という新たなカテゴリーの商品として販売してもよさそうなほど。

 1人で8個はなかなかボリューミーなので、人とシェアして食べるのがおすすめです。シェアすればさらにお得になって、コスパも最高!

匠小籠包

所在地 台北市信義區虎林街82巷28號
電話番号 0901-078-111
営業時間 8:30〜19:30(売り切れ次第終了)
定休日 水曜、毎月最終週の火曜
アクセス MRT永春駅出口5より徒歩約5分

◆阿琪師小籠包

おいしくないはずがない! おきて破りなチーズイン小籠包


おいしそうな小籠包が蒸しあがるのを眺めながら待つことができるのもうれしい。

 台北市内の中心地「東區」にある小籠包店。通りに面してはいるものの、ちょっと油断すると通り過ぎてしまいそうな、ひっそりとした雰囲気のお店です。


路地裏にテーブルや椅子が用意されていて、ここで食事を楽しむことができます。

 屋台だからといって侮ることなかれ。注文が入ってから包むのはもちろん、小籠包の種類は今回ご紹介したいチーズ入りの「乳酪小籠包」8個入り100元以外にも、「原味小籠包」8個入り80元や、小豆やタロイモが入ったスイーツ系など、バリエーションに富んでいます。さらに豆漿や酸辣湯などもあり、路地裏の設けられた席で味わうことができます。


1メートルも伸びそうな、弾力のあるチーズ。肉餡とチーズのコラボレーションは、おいしさを倍増させるマジックです!

 こちらがこの店オリジナルメニューの乳酪(チーズ)小籠包。これでもかというぐらいチーズが伸びます。

 ただし、ただでさえ熱い小籠包に熱々のチーズが入っているので、火傷には十分ご注意ください。おやつや夜食にもいいかもしれません。

阿琪師小籠包

所在地 台北市大安區大安路一段41號
電話番号 090-980-9070
営業時間 11:00〜23:00
アクセス MRT忠孝復興駅出口14より徒歩約3分


矢作 晃之(やはぎ てるゆき)

埼玉県出身。最近は会う方から「日本語上手ですね」と言われますが100%日本人です。日本での台湾関連旅行会社勤務を経て中国語の勉強の為に30代で中国語レベルゼロからの留学を決意。その後、初めてコーディネーターという仕事に巡り合い、台湾で会社を立ち上げ、おかげさまで10年を超えました。現在はTVロケや雑誌取材のコーディネーターとして日々たくさんの方に新しい台湾を一生懸命探しながら紹介いたしております。CREA WEB読者の皆さんに喜ばれる、使える、役に立つ情報を発信させていただこうと思っておりますので、どうぞ宜しくお願いいたします!!

文・撮影=矢作晃之

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