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シュローダー 2025年市場見通し                外国株式

Digital PR Platform / 2024年12月13日 10時0分


中国経済と市場は引き続き政策発表に敏感に反応

中国では9月、より協調的で断固たる政策支援への動きが見られました。しかし、金融政策は依然緩和的な水準にはなく、財政政策の実行は市場を失望させました。貿易サイクルは2025年にかけて鈍化することが予想され、中国はトランプ政権による関税リスクに直面しています。しかし、ティア1の大都市の不動産市場には安定化の兆しが見られます。

現在、中国経済と市場にはより強力な政策的裏付けがあると考えています。外国人投資家は依然として中国株式市場をアンダーウエイトしており、国内のキャッシュ残高は高水準にあります。


今後数カ月、インドへの追加投資の可能性

インド株式市場は、歴史的にみてもバリュエーションは割高な一方で、足元では名目成長率(インフレ調整前の成長率)が財政・金融引き締めに伴い鈍化しており、収益見通しが厳しくなるにつれ株式市場も軟化しています。これはチャンスかもしれません。

2024年のモンスーンは良好で、通常、農村部の所得向上につながると同時に、金融緩和の余地もあります。また、インドは地政学的に中立であり、他のエマージング諸国と比べて関税の影響を受けにくく、構造的成長の機会もあります。

最後に、外国人投資家のインド株式市場へのアロケーションは限定的です。今後数カ月は市場を注視し、バリュエーションと収益見通しが十分に調整されれば、投資機会があるとみています。


テクノロジーサイクルは2025年まで続くのか?

AIがテクノロジーサイクルを牽引してきました。テクノロジー企業の株価水準は上昇している一方、収益化の遅れを考えると、AI関連の設備投資の持続可能性には不透明感があります。

テクノロジーの可能性と、AIインフラを提供する米国の大手「ハイパースケーラー」企業が同業他社に後れをとることを嫌がる傾向にあることを勘案すると、当面は勢いが持続するとみています。

テクノロジーセクターの他分野は依然として軟調で、ダウンサイクルが長期化しています。この分野では、製品サイクルの改善に支えられ、2025年にかけて低水準からの回復が見られる可能性があります。


株価水準はおおむね魅力的だが、短期的には不透明感が重し

短期的には、トランプ政権の影響、AIのモメンタム、中国の政策支援という3つの重要な不確定要素があります。しかし、多くの市場の株価水準は広く割安であり、エマージング通貨も同様です。多くは織り込み済みであり、ストレスや不確実性の高い環境は、投資機会の創出につながる可能性もあるとみています。

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