1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 経済
  4. プレスリリース

休んだはずなのに、正月明けってなんでこんなに疲れるのだろう?

Digital PR Platform / 2025年1月10日 11時0分


1) 生活リズムの乱れ
同様に正月明けに「疲れがあった」と答えた方240人に、「正月の生活リズムは普段と比べてどうでしたか?」と尋ねたところ、「生活リズムがいつもより乱れていた」が63.8%、「生活リズムはいつもと変わらなかった」が28.8%、「生活リズムはいつもより良かった」が7.5%と、正月はいつもより生活リズムが乱れていることが分かりました。

2) 暴飲暴食
「正月はどのような食生活(食事)を送りましたか?」と尋ねたところ、「間食が多かった」が39.2%、「量が多かった」が33.3%、「献立に偏りがあった」が30.0%、「いつもと変わらなかった」21.7%と、食生活の乱れが散見される結果となりました。正月期間中、特別な料理やお酒を楽しむ機会が増える一方で、食べ過ぎや食べる食材の偏りが見られたことが分かります。では食生活の乱れと「睡眠不調」の間には実際にどういった関係があるのでしょうか。調べてみると、なんと・・・飽和脂肪と砂糖の摂取量が多 く、食物繊維の摂取が少ないと、睡眠が浅く、覚醒度が高くなるとの報告がありました※1。また高脂肪食の摂取が、睡眠やホルモン分泌、代謝などの1日のリズムを調節する時計遺伝子に悪影響を及ぼす※2ことが分かっているのです。
※1:J Clin Sleep Med. 2016 Jan;12(1):19-24.
※2:Sci Rep. 2016 Nov 18;6:36801.

3:正月疲れを和らげるための方法
① 睡眠リズム・環境を整える
規則正しい生活習慣や寝具など、睡眠環境の見直しが最も重要です。良い睡眠を促すために、寝る前に読書や軽いストレッチ、瞑想などリラックスできる時間を設けることで、心身の緊張を和らげましょう。
② 栄養バランスを整える
暴飲暴食を控えることはもちろんですが、正月期間中の栄養素の過剰摂取を挽回するために、摂取した栄養素を代謝させることも重要です。果物、野菜、ビタミン剤などを積極的に摂取し、エネルギー代謝に役立つビタミンB群を補いましょう。

さらに、睡眠の質と疲労回復に意識したい栄養素として、タウリン、GABA、グリシン、トリプトファンについて解説します。

●タウリン
タウリンは抗酸化作用を発揮する非タンパク質性のアミノ酸の1種です。2023年6月には『Science』誌でタウリンの寿命延長作用や骨量増加、筋力増強作用など、抗老化にまつわる作用が報告されました。また、2024年3月には大正製薬株式会社から、タウリンが睡眠を調節する因子(睡眠調節因子)の発現異常を抑制するという研究成果が発表されました。タウリンを摂取することは、疲労回復や良質な睡眠にもつながり、快適な朝のスタートをサポートすることが期待されます。一方で、タウリンの血中濃度は年齢とともに減少するため、日々の摂取を意識したい栄養素です。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

複数ページをまたぐ記事です

記事の最終ページでミッション達成してください