1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 経済
  4. プレスリリース

アウディの次世代ハイブリッドシステム:MHEV plus

Digital PR Platform / 2025年1月28日 13時4分

例えば、Audi A5 2.0 TDI(150 kW、前輪駆動/quattro四輪駆動)の場合、最大で10 g/km、また、V6エンジンを搭載した3.0 TFSI(270 kW、quattro四輪駆動)では、最大で17 g/kmの燃料節約が見込まれます(WLTP走行サイクルにおいて)。

PTG(パワートレインジェネレーター):追加の強力な駆動モジュールとしての役割
MHEV plusシステムのもう一つの大きな利点は、性能と乗り心地を向上させることです。PTGはこの新しいシステムで採用された、コンパクトでありながら強力な電動駆動モジュールです。このコンポーネントは、アウディがこれまで提供してきたMHEV(マイルドハイブリッド)テクノロジーとの大きな違いがあります。従来のMHEVテクノロジーは、ベルト式オルタネータースターターのみを使用していましたが、PTGはトランスミッションの出力軸に直接取り付けられた統合型パワーエレクトロニクスを備えたコンパクトなユニットとして取り付けられ、最大18kW(24PS)の電力を駆動に供給します。このモジュールは、トランスミッションの出力で、最大230 Nmのトルクを発生させ、車両始動時から駆動トルクとして直接利用することが可能です。PTGのコンパクトなトランスミッションは、3.6:1のギア比で動作します。MHEV plusは、最高140 km/hの速度までPTGを活用して最大限の効率化を行います。それ以上の速度域に入ると、PTGは内蔵のドッグクラッチを介して駆動系から切り離されます。

PTGの重量は約21kgで、出力シャフトで最大5,550回転/分に達します。これにより、モデルや駆動バリエーションによって、130~140 km/hの速度に対応します。

トランスミッション出力部と電動モーターの統合を、既存モデルの車両トンネル内の制約範囲内で行うのに必要なスペースを確保するため、周辺部品に最小限の変更を行いました。ギアボックスのすぐ後ろに配置したことで、いくつかのメリットがあります。たとえば、PTGが発揮する18 kWの駆動力、最大25 kWの回生ブレーキ力は、無駄なく直接車軸の出力に05で直接利用することができます。この構成により、PTGは前輪駆動とquattro四輪駆動の両モデルで、手を加えることなくモジュラー方式で使用できます。

高い快適性の要件を満たすためには、トルク、電流、モーター回転数を正確に制御する必要があります。作動温度範囲はマイナス40度からプラス75度です。電動モーターの周りを覆うウォータージャケットが、コンパクトかつ高集積パワーエレクトロニクスも冷却します。この共通の冷却回路は、省スペース設計のために電動モーターに直接取り付けられています。高性能パワーモジュールは、パワーエレクトロニクス内のヒートシンクの周辺に配置され、中間回路のコンデンサもヒートシンクに囲まれることで、省スペースかつ熱効率の良い設計となっています。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

複数ページをまたぐ記事です

記事の最終ページでミッション達成してください