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大阪大学とNEC、学生・教職員・卒業生などの統合ID基盤を構築、2024年4月から世界No.1の顔認証技術を活用した入場管理を国内大学最大規模で導入 ~ 数十万人のIDを一括管理し各種システム・サービスと連携

Digital PR Platform / 2023年12月20日 14時5分

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国立大学法人大阪大学(所在地:大阪府吹田市、総長:西尾章治郎、以下 大阪大学)と日本電気株式会社(本社:東京都港区、取締役代表執行役社長兼CEO:森田隆之、以下 NEC)は、大阪大学に関わるすべての構成員の統合ID基盤「OUID(Osaka University IDentity)システム」を構築しました。OUIDシステムでは、在籍中の大阪大学の学生及び教職員約3万人に加え、入学前や卒業後・退職後を含めた生涯的なID活用を想定しています。OUIDシステムを活用したアプリケーションの第一弾として、2024年4月からNECの生体認証「Bio-IDiom」(注1)の中核技術であり、世界No.1の認証精度(注2)を有する顔認証技術を活用した入場管理システムを大学構内の屋内及び屋外の計26カ所に全学共通のインフラとして設置・導入する予定です。これは国内の大学で最大規模となります。今後も、デジタル学生証や教職員証機能などの検討を進め、本の貸出・返却、自習室の混雑検知、授業の出欠管理、卒業後のリスキリング・リカレント教育や資格取得・活動等の情報など、大学卒業後のキャリア形成にも資するものとなるよう大学全体での利活用、DX推進に繋げていきます。




■OUIDサービス構想の実現へ
 大阪大学では、中期経営計画で掲げる「OUマスタープラン2027」の一環として、2022年4月にOUDX推進室を立ち上げ、学内のDXを推進しています。そのDX施策の中枢を担う施策として、入学前や卒業後・退職後を含めた生涯的なID活用を想定し、大阪大学に関わるすべての構成員の統合ID基盤として、クライアント証明書による認証機能を持つOUIDシステムを2023年3月に構築しました。
 証明書を事前にデバイスへインストールしておくことで、利用者の管理端末外から不正利用されるリスクを低減させ、認証時の作業負荷を軽減できるほか、マイナンバーカード連携(注3)による本人確認機能も利用可能です。
 これら統合されたIDを基に、卒業生など大阪大学コミュニティに存在するすべてのステークホルダーに対し、学内外に対して付加価値の高いサービスを提供する「OUIDサービス構想」(添付画像3枚目を参照)の実現を目指します。

■顔認証入場管理システムを大阪大学の全学共通のインフラとして26カ所に導入予定
 2023年4月からは、構成員が実際にDX施策のメリットを実感できるよう、OUIDシステムと連携した各種システムの開発・導入へと発展させていくためのフェーズに入っており、その一つが顔認証入場管理システムです。
 顔認証入場管理システムの導入の背景として、大阪大学では、建物や部屋ごとにシリンダーキーやIC・磁気カードなど、入場管理の方法が異なっており、鍵管理の業務負荷や紛失リスクに加えて、手書きの鍵貸出台帳の準備や記入といった煩雑な手続きがあります。
 そこで、構成員に一意に割り当てられた生涯IDであるOUIDと連携した顔認証入場管理システムを導入することにより、これらの煩雑な手続きが不要となります。さらに採用・退職・配置換等の人事異動と自動連動した入場管理など、利便性向上・安心感・先進性を実感できるサービスを提供します。顔認証入場管理システムは、2024年4月から吹田キャンパスの本部事務機構棟をはじめとするその他建物含め計26カ所に設置する予定です。
 なお、本システムは30万人以上のアカウント管理の実績があるNECの「統合ID管理基盤システム」をベースに構築しています。

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