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分身ロボットを通じて遠隔で働く人のコミュニケーションをサポートする「Meta Table β」が Laval Virtual Award 2023(XR for a Cause)を受賞

Digital PR Platform / 2024年1月11日 20時5分

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神奈川工科大学(KAIT)ホームエレクトロニクス開発学科 准教授 山崎洋一および株式会社オリィ研究所(代表取締役 吉藤健太朗、以下「オリィ研究所」)が開発したMeta Table βが、世界的なバーチャルリアリティの祭典「Laval Virtual 2023」にて、社会問題解決部門でLaval Virtual Award 2023(XR for a Cause)を受賞しました。




■Meta Table βとは
Meta Table βは、分身ロボットOriHimeを用いて遠隔で働く人のコミュニケーションをサポートするテーブルです。オリィ研究所では「すべての人に社会とつながり続ける選択肢を」をテーマに常設実験カフェ「分身ロボットカフェDAWN ver.β」を運営しています。このカフェでは、ALSなどの難病や重度障害で外出困難な人々が、分身ロボットを自分のアバターとして用い、インターネット経由で操作して働くことができます。今回の取り組みでは、分身ロボットで働きやすい環境づくりに着目し、分身ロボットを通してカフェで働く際にその場の雰囲気を共有しやすくなるテーブルを開発しました。AIによる感情技術を環境に活用し、分身ロボットを使う人が主役になれる場づくりを目指しています。

研究紹介サイト:https://scrapbox.io/CommunicationRoboticsLab/Meta_Table_beta
分身ロボットカフェ DAWN Ver.β:https://dawn2021.orylab.com/

※『OriHime』『分身ロボットカフェ』は株式会社オリィ研究所の登録商標です。
※ 本研究開発は2020年度から2022年度にかけて実施しました。


■Laval Virtual について
Laval Virtualはフランスのラヴァルで毎年開催されるバーチャルリアリティ(VR)、クロスリアリティ(XR)、メタバースの祭典で、国際展示会、カンファレンス、授賞式、コンペ、アート展などが催されており、今回で25回目の開催となります。

Laval Virtual 2023
日程:2023年4月12日-4月16日
会場:Espace Mayenne(エスパスマイエンヌ、フランス、ラヴァル市)


■今回の受賞について
Meta Table βは総合賞であるLaval Virtual Awardの社会問題解決部門(XR for a Cause)と、革新的な取り組みをReVolution賞で学術的側面を評価する研究部門(#Research)の二部門でファイナリストにノミネートされました。外出困難という明確な社会問題に取り組み、分身ロボットや独自の雰囲気制御技術を用いて長期的に課題解決に取り組んでいる点が評価されてのノミネートです。ラヴァルでの5日間の出展と審査を経て、Laval Virtual Award のXR for a Cause部門(社会問題解決部門)で受賞しました。

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