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【東芝エネルギーシステムズ】ベカルトと東芝、グリーン水素製造を促進するPEM水電解装置用MEA技術に関するパートナーシップ契約を締結

Digital PR Platform / 2024年2月29日 16時21分

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<本ニュースリリースは、英文の抄訳です>


2024-2-29
べカルト社
東芝エネルギーシステムズ株式会社


ベカルトと東芝、グリーン水素製造を促進する
PEM水電解装置用MEA技術に関するパートナーシップ契約を締結



 ベカルト社と東芝エネルギーシステムズ(以下「東芝ESS」)は、戦略的協業契約および固体高分子形水電解装置(以下、「PEM電解装置」)の主要部品である膜電極接合体(MEA)の製造技術ライセンス契約を含むグローバルパートナーシップを締結することで合意しました。本契約は、2023年9月に覚書を締結して以来、検討を重ねてきた両社の技術的・製造的・商業的な強みを活用するための協業契約を正式に締結するものです注。

 PEM電解装置は、電気を利用して水を酸素と水素に分解します。電力が再生可能エネルギー源の場合、温室効果ガスを排出することなく水素を製造することが可能です。本電解装置の触媒には、最も希少な金属の一つであるイリジウムが使用されています。そのため、イリジウム含有量を削減するソリューションは、これらの技術を大規模に採用するための重要なブレイクスルーとなります。

 今回の契約締結により、PEM電解装置用MEAの主要部品であるチタン不織布(PTL)におけるベカルト社の優れた専門知識と、東芝グループの革新的な省イリジウム技術が組み合わされ、PEM電解装置の製造におけるイリジウム使用量の90%削減が可能となります。このイリジウム削減により、MEAの安定供給が可能となり、グリーン水素製造の拡大に貢献します。

 ベカルト社は、そのグローバルネットワークとベルギーに確立された製造拠点を活用し、MEA製造の商業化を行い、顧客にサービスを提供します。東芝ESSはべカルト社に省イリジウムのMEA技術をライセンスし、MEAの製造・販売権を付与します。一方、東芝ESSは同技術の技術的性能のさらなる向上に注力します。この契約は全世界を対象としたものですが、日本関連のプロジェクトは別の契約の対象となります。

 ベカルト社のエネルギートランジション事業シニアバイスプレジデントのInge Schildermans(インゲ・シルダーマンス)は「ベカルトは、グリーン水素製造の開発におけるリーディング・プレイヤーであり、この革新的なPEM電解装置用MEAの商業化において東芝と提携できること、さらに、当社のグリーン水素の顧客にこの技術を提供し、コストと持続可能性の課題を達成する支援ができることを嬉しく思います。ベカルトは、グリーン水素技術および当該産業のパートナーとしての地位を確立し、水電解装置の規模拡大とエネルギー転換が実現できるよう支援していきます。」と述べています。

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