1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 経済
  4. プレスリリース

PwCコンサルティングと広島大学 脳・こころ・感性科学研究センター、映像コンテンツ視聴時における感情惹起と余韻形成メカニズム解明に向けた共同研究の予備調査結果が判明

Digital PR Platform / 2024年3月28日 11時0分

2024年3 月28 日
PwCコンサルティング合同会社
国立大学法人広島大学 脳・こころ・感性科学研究センター



PwCコンサルティングと広島大学 脳・こころ・感性科学研究センター、
映像コンテンツ視聴時における感情惹起と余韻形成メカニズム解明に向けた
共同研究の予備調査結果が判明
~「余韻」が残る映像体験には「感情惹起」が重要、特に「内受容感覚(※1)」の存在に注目~



PwCコンサルティング合同会社(東京都千代田区、代表執行役CEO:大竹 伸明、以下「PwCコンサルティング」)と、国立大学法人広島大学 脳・こころ・感性科学研究センター(広島県広島市、センター長:山脇 成人、以下「BMKセンター」)は、2023年11月に開始した「コンテンツ視聴時における情動変容と余韻形成メカニズムの解明と定量化系構築」に関する共同研究(以下「本研究」)の予備調査の成果として、映像体験を通じた視聴者の「感情惹起」や事後の「余韻」の形成に複数の因子が関連しているとの示唆を得たことを発表しました。例えば、「Z世代」や「婚姻経験」、「子育て経験」の有無など属性や経験の違いによって、同じ映像を視聴した場合でも、感じ方や余韻の残り方に差が生じる可能性があることが分かりました。これらの背景として、内受容感覚(※1)への影響や個々人の経験、映像視聴前の予測と予測誤差(※2)などが、視聴時の感情変化や事後の余韻形成に有意な差を生じる因子となり得ることが考えられます。
今回の成果およびBMKセンターの先行研究を踏まえ、今後、本研究に参画するエンタテイメント企業や関連団体を募って実証実験フェーズへと進めることで、エンタテイメント産業にとって重要な作品への評価向上やファンダム形成などクリエイターへの示唆の提供、クリエイティブプロセスの発展を通じたエンタテイメント・メディア業界の健全で持続的な発展に貢献していきます。

■本研究の予備調査の概要
【目的】

映像コンテンツ視聴時におけるポジティブ/ネガティブ反応などの感情惹起および視聴後に生じる余韻効果に関与する因子を定量的に捉え、その発生メカニズムを解明することが本研究の主要テーマです。
今回の予備調査では、ジャンルの異なる映像の視聴を通じた情動変化や直後の作品評価、余韻形成(感情、共感、行動余韻)の間に存在する相関関係を明らかにすることを目的としています。また、同じ映像を視聴した場合で、視聴者の属性以外でも、生体反応の有無、過去の体験やエピソード記憶(※3)などが感情変化や余韻形成に関与する感性に関わる因子として存在することを初期仮説として構築し、調査設計に組み込んでいます。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

複数ページをまたぐ記事です

記事の最終ページでミッション達成してください