1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 経済
  4. プレスリリース

PwCコンサルティングと広島大学 脳・こころ・感性科学研究センター、映像コンテンツ視聴時における感情惹起と余韻形成メカニズム解明に向けた共同研究の予備調査結果が判明

Digital PR Platform / 2024年3月28日 11時0分

広島大学 脳・こころ・感性科学研究センター 特任教授 センター長 山脇 成人コメント

今回の調査結果は、個人の過去の体験やエピソード記憶と内受容感覚の関連が示唆され非常に興味深い成果といえます。特に「子供の成長ストーリー」映像において、婚姻経験や子育て経験が共感余韻や感情余韻に影響するという結果は注目に値します。今後、社会の中核となるZ世代の価値観の個人差や多様化について、内受容感覚の予測と予測誤差の観点からより掘り下げて映像コンテンツの感情惹起や余韻形成についてPwCコンサルティングと共同研究する予定です。この共同研究により、日本のエンタテイメント作品力を高め、感性の豊かな作品を提供することでウェルビーイング向上に貢献できればと考えています。

■今後の実証フェーズに向けて

今後、BMKセンターがリードする感性工学(※5)と脳科学を融合した「感性脳科学」の観点から 脳情報と各種生体情報を統合的に計測・解析するオリジナル実証実験フェーズへ移行します。
実証実験フェーズの開始に向けて、本研究にパートナーとして参画いただけるエンタテイメント関連企業や業界団体を募ります。魅力的な作品制作に利活用可能な示唆をスピーディーに導くとともに、広島から研究成果の社会実装を目指すことで、日本のエンタテイメント・メディア業界のさらなる発展に貢献していきます。

※1 内受容感覚:「お腹が空いた」「心臓の鼓動が早い」など身体内部の感覚
※2 予測誤差:五感などの外受容感覚と内受容感覚によるギャップにより生ずる予測差
※3 エピソード記憶:個人的な出来事や経験を記憶したり思い出したりする場合の記憶
※4 PwC Japanグループの従業員
※5 感性工学:広島大学名誉教授の長町三生氏が提唱した学問で、人の感性を商品設計に活用する技術分野

■関連情報
PwCコンサルティングと広島大学 脳・こころ・感性科学研究センター、コンテンツ視聴時における情動変容メカニズムの解明に関する共同研究を開始
https://www.pwc.com/jp/ja/press-room/entertainment-eeg231031.html
以上

PwCコンサルティング合同会社について:https://www.pwc.com/jp/consulting

PwCコンサルティング合同会社は、経営戦略の策定から実行まで総合的なコンサルティングサービスを提供しています。PwCグローバルネットワークと連携しながら、クライアントが直面する複雑で困難な経営課題の解決に取り組み、グローバル市場で競争力を高めることを支援します。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

複数ページをまたぐ記事です

記事の最終ページでミッション達成してください