東京工芸大学の吉野弘章学長が「2024年度 日本写真学会 東陽賞」を受賞 ― 写真作品の価値の向上および写真文化の普及への功績により ―
Digital PR Platform / 2024年4月9日 14時5分
東京工芸大学(所在地:東京都中野区)の吉野弘章学長はこのたび、日本における写真作品の価値の向上および写真文化の普及に大きく貢献したことが評価され、一般社団法人日本写真学会において「2024年度 日本写真学会 東陽賞」を受賞した。
同賞は、日本写真学会が写真技術の応用、普及あるいは写真教育などに関して顕著な貢献をした会員に対して表彰するもの。
東京工芸大学は1923年に、日本初の写真専門の高等教育機関である小西寫眞専門学校を前身として創立され、2023年に創立100周年を迎えた。創立以来、多くの人材を輩出し、日本の写真界に貢献してきた。
同大の卒業生でもある吉野弘章学長は、写真文化の普及と向上に関する顕著な貢献が認められ、このたび同賞を受賞した。5月17日(金)には、千葉大学けやき会館で表彰式が行われる予定。
【受賞理由】
吉野学長は、写真展のプロデュースや作家のマネージメントを通じて、美術品としての写真とその市場について研究し、京都造形芸術大学(現:京都芸術大学、2004年4月-2009年3月)、東京工芸大学(2009年4月-)で教鞭を執りながら「写真作品制作」「現代美術市場における写真作品の価値と市場原理」「写真展示における空間演出」「写真編集」などについての研究に一貫して取り組んできた。
特に東京工芸大学の公開施設である「写大ギャラリー」においては、ディレクター(運営委員長、2013年4月-2020年3月)として写真作品のコレクションや写真展のプロデュースを行い、2021年4月に出版された『森山大道写真集成⑤1960-1982 東京工芸大学写大ギャラリーアーカイヴ』(月曜社)の企画・編集に携わるなど、同ギャラリーにおける写真文化の普及を推進した。
2023年11月には東京都写真美術館において「東京工芸大学 創立100周年記念展 写真から100年」を企画・プロデュースし、日本における写真教育の歴史を辿りながら、東京工芸大学の現在の取り組みなどを発信した。
吉野学長は写真作品の価値の向上と写真文化の普及に関して、作品制作、美術市場での価値、作品展示や編集について、深くかつ網羅的に研究に取り組み、新しい潮流をもたらした第一人者と言える。
写真業界においては、日本写真協会副会長、日本広告写真家協会相談役、日本写真家協会日本写真保存センター諮問委員などの要職を歴任する一方、日本写真学会においては評議員を務め、同学会主催の「写真好き」のための定例講演会でのギャラリートーク、写真好きのための講演、ワークショップ・ファインアートプリント体験講座など、数多くの講演を行っている。
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