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忘れないで!電気主任技術者への事前相談

Digital PR Platform / 2024年6月27日 11時0分

事例3 事故発生年月 2021年9月 
【被害の状況】需要設備(高圧)-その他の作業 死亡
看板撤去工事のための足場を解体していた作業者が、構内第1柱に設置されているPASの1次側接続点(6.6kV)に触れて感電し、約5m下の地上に墜落した。被災者は緊急搬送されたが、死亡が確認された。
【事故の原因】
PAS1次側接続点には端子カバーが取り付けられていたが、カバーはずれ、充電部が露出していた。作業者が触れた際にずれた可能性があるが、詳細は不明。
看板撤去工事に際して主任技術者への事前連絡がなかったため、高圧部の停電や防護がないまま、構内柱に近接して足場が設置され作業が行われていた。
【対策例】 作業手順の確認・遵守、充電部の保護

事例4 事故発生年月 2020年8月
【被害の状況】需要設備(高圧)-電気工作物の銘板確認 死亡
当該事業場の電気室において、作業者がPCB含有機器の銘板調査を行おうとしたが、調査に必要な盤の後扉が解錠されていなかったため、施錠されていない前扉から盤に入り込んで後扉を解錠しようとし、高圧充電部に接触して感電した。
【事故の原因】
当該盤内のPCB含有機器の銘板確認調査のためには、盤の後扉の解錠が必要であったが、作業者は設置者から鍵を借りることなく、施錠されていない扉から後扉を解錠しようと予定外作業を実施し、充電部に接触、感電したものと推定される。
本確認調査に際しては、手順を遵守せずに作業を行ったことが根本原因と考えられる。
【対策例】作業手順の確認・遵守、 検電の徹底、 絶縁用保護具の着用



感電死傷事故を防ぐためのポイント
3.感電死傷事故を未然に防ぐために

未然防止に有効と考えられる対策を以下に示します。
感電死傷事故の発生を未然に防ぐためには、管理者(電気主任技術者)や設置者が行う設備面の安全対策、組織的な安全対策、さらには、作業者個人が行う安全対策が重要です。事故の未然防止に係る取組の徹底・強化をお願いいたします。

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(参考リンク)
※「電気使用安全月間(8月)について」(経済産業省)
https://www.meti.go.jp/policy/safety_security/industrial_safety/oshirase/2023/07/20230701.html
※「【緊急注意喚起】点検作業中の感電死傷事故が頻発しています」(中部近畿産業保安監督部近畿支部)
https://www.safety-kinki.meti.go.jp/electric/syobun/2022/kandenkinkyuchuikanki.html
※「最近の感電死亡災害の分析と今後の対策」(独立行政法人労働者健康安全機構労働安全衛生総合研究所)
https://www.jniosh.johas.go.jp/publication/mail_mag/2016/88-column-1.html

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