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「みどりのものさし」によりグラングリーン大阪の環境価値を包括的かつ視覚的に評価・可視化 自然の力を取り込んだ都市開発を推進し、環境課題に貢献する

Digital PR Platform / 2024年7月17日 14時0分

「みどりのものさし」によりグラングリーン大阪の環境価値を包括的かつ視覚的に評価・可視化 自然の力を取り込んだ都市開発を推進し、環境課題に貢献する

 株式会社日建設計(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:大松敦、以下「日建設計」)は、本年9月6日に先行開業予定の「グラングリーン大阪」においてランドスケープ・建築設計、都市計画に加え、事業全体のデザイン統括を担当しています。その一環として、このたび、緑がもたらす環境価値を包括的かつ視覚的に評価し、本質的な役割を可視化する手法を策定しました。都市に質の高い緑を取り戻すためのアクションとして、これまで見えづらかった緑の環境価値を、5つの指標「みどりのものさし」を用いて具体的な数値、ビジュアルでパッケージして評価することにより、地球環境に貢献する社会創造を目指す取り組みとなります。
※本プレスリリースにおける「緑」「緑化」「みどり」は、屋上緑化や壁面緑化など物理的に植物を増やすだけでなく、環境保全や持続可能な社会創造を実現する緑豊かな都市のオープンスペース創出を含む概念として表現しています。

[画像1]https://digitalpr.jp/simg/2213/90424/650_436_2024071619230366964a07c8228.jpg


図1. 「みどりのものさし」による評価結果(グラングリーン大阪)

■策定の背景・日建設計としての取り組み
 近年、SDGs をはじめとする地球環境への配慮が叫ばれるなか、2030年までに生物多様性の保全を目指す「30by30」、2050年のカーボンニュートラルの実現を目的とする「Carbon Neutrality by 2050」など、世界的な取り組みとして地球規模で進行している環境問題を食い止めようとする動きが年々活発化しています。こうした気運のなか、ニューヨークやパリなどの世界主要都市では、豊かな緑を都市に取り戻すことがさまざまな環境 課題の解決のみならず、人間生活のQOLや不動産価値の向上に繋がり得ると捉え、公園などのパブリックスペースを起点とした都市開発における「みどり」の価値が見直されています。

 「みどり」を都市に取り戻す動きがグローバル規模でのトレンドとなっている一方で、「都市の緑」の有する多面的な価値や質を誰にでも分かりやすく伝えることが難しいという状況から、都市緑化は人や社会、都市に対してもたらす価値が見えづらく効果が理解されにくいという課題がありました。

 そこで、先行研究の調査を通じて日建設計は緑が持つ環境価値(温室効果ガスの削減、空気の浄化、温熱環境の改善、生物多様性の促進、雨水流出の抑制)をもとに、5つの指標「みどりのものさし」を策定しました。これまで総合的に評価・分析する手法が困難だったなか、5つの観点から緑の環境価値を数値やビジュアルなどで具体的に可視化することにより、緑化による環境への貢献度がより明確化され、環境課題に対して都市開発の側面からアプローチできる質の高い緑の導入がより促進されることのきっかけとなることを見込んでいます。

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