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「みどりのものさし」によりグラングリーン大阪の環境価値を包括的かつ視覚的に評価・可視化 自然の力を取り込んだ都市開発を推進し、環境課題に貢献する

Digital PR Platform / 2024年7月17日 14時0分





4. 生物多様性の促進


[画像6]https://digitalpr.jp/simg/2213/90424/300_207_2024071619232666964a1e16dc3.jpg

 衛星画像の解析による樹林地データをもとに現況とグラングリーン大阪完成後に予想される生態的ネットワークをbefore-afterで可視化。グラングリーン大阪は樹林率を12%まで増加させ、樹林率の増加が大阪の生物ネットワークの形成に寄与し、周辺の動植物生息地ネットワークを含むネットポジティブインパクトが期待されます。都心の一等地に多様な生物が生息する環境を整えることで、来訪者が生物と触れ合う機会を提供し環境教育の効果を生み出すとともに、鳥のさえずりや生物の多様な音色が人々のストレス緩和や脳機能を高めることが示唆されます※7※8。

5. 雨水流出の抑制


[画像7]https://digitalpr.jp/simg/2213/90424/300_198_2024071619232466964a1c6df6c.jpg

 雨水の貯留施設や浸透トレンチ、砕石貯留槽などの雨水流出抑制施設の効果や緑の大地の浸透能力を可視化。年降雨量の約半分(約73,500m3/yr)を流出抑制施設等により貯留コントロールしているとともに、一部雨水は植栽灌水用として有効活用されています。雨水の浸透は約34,500m3/yrに達し、緑の大地を通した浸透や蒸発散による水循環の健全化にも寄与し、土壌や空気の環境を改善されることが示唆されます。
※年降水量は大阪平年値 1,338mm/yr(1991~2020年の30年間平均値)を使用
※蒸発散量は一旦浸透した雨のうち、植物等を介して蒸発散する水量を示す

■今後の展開
 緑は環境的な価値創出に繋がるだけでなく、ストレスを軽減し幸福度を増やす※9、創造性(知的生産性)を高める※3、記憶力を向上させる※4など、人に対するポジティブな効果が期待されています。このため、今後は環境価値だけでなく都市緑化が人にどう作用するのかといった社会価値を可視化していくことも重要と考えています。都市緑化の価値を多角的に評価し分かりやすく伝え、量だけではない質の高い緑を増やし、環境問題の解決に貢献する社会創造を目指す考えです。「社会環境デザイン」を掲げる日建設計では、今後も環境や社会の課題解決に向けた取り組みを推進してまいります。

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