ずっと効く免疫抑制化合物の発見
Digital PR Platform / 2024年7月19日 18時0分
補足説明
[1] 自己免疫疾患
免疫系が自身の正常な細胞や組織に対して反応することで、体の機能異常を来す疾患の総称。
[2] リンパ球
白血球の一種で、通常は病原体などに応答して体を防御するとともに、一度侵入してきた病原体を記憶する。血液中には主にTリンパ球、Bリンパ球、ナチュラルキラー細胞などが含まれる。自己免疫疾患では、主にTリンパ球とBリンパ球が自己の細胞や組織に応答する。
[3] スフィンゴシン1-リン酸レセプター1(S1PR1)
細胞表面にある受容体タンパク質。リガンドであるスフィンゴシン-1-リン酸が結合することで細胞移動などの細胞応答を引き起こす。
[4] 徐脈
心臓の拍動が異常に遅いあるいは間隔が長くなる不整脈。
[5] 多発性硬化症
神経線維を覆っている髄鞘(ずいしょう)が変性・脱落することにより、神経系に異常が起きる疾患。
[6] 炎症性腸疾患
免疫細胞が腸の細胞に応答することで腸に炎症を来す疾患。
[7] 分子ドッキング計算
化合物とタンパク質などの生体分子の相互作用を予測するコンピュータシミュレーション。
[8] 分子動力学計算
物質を構成する個々の原子にニュートンの運動方程式を適用して、原子位置やエネルギーの時間変化を追跡する手法。
[9] メタダイナミクス法
通常の分子動力学法では到達しにくい状態への移行を容易にすることで、すべての状態へのシミュレーションを短時間で可能にする方法。
[10] 解離半減期
リガンドとタンパク質など結合した状態から、両者が解離した状態になる反応において、結合状態が半減するまでに要する時間。
[11] メチオニン
タンパク質を構成する20種類のアミノ酸のうち、動物が合成できない必須アミノ酸の一つ。疎水性アミノ酸であり側鎖に硫黄原子を含む。
[12] バリン
タンパク質を構成する疎水性アミノ酸の一つ。メチオニンと異なり硫黄原子を含まない。
共同研究グループ
理化学研究所 生命医科学研究センター
免疫恒常性研究チーム
チームリーダー 秋山泰身 (アキヤマ・タイシン)
(横浜市立大学大学院 生命医科学研究科 免疫生物学研究室 大学院客員教授)
理研スチューデント・リサーチャーD 村松 航 (ムラマツ・ワタル)
(横浜市立大学大学院 生命医科学研究科 免疫生物学研究室 大学院生)
研修生 並木佳乃 (ナミキ・カノ)
(横浜市立大学大学院 生命医科学研究科 免疫生物学研究室 大学院生)
客員研究員 石川龍也 (イシカワ・タツヤ)
(横浜市立大学大学院 生命医科学研究科 免疫生物学研究室 大学院生(研究当時))
大学院生リサーチ・アソシエイト 端山美央 (ハヤマ・ミオ)
(横浜市立大学大学院 生命医科学研究科 免疫生物学研究室 大学院生)
上級研究員 秋山伸子 (アキヤマ・ノブコ)
(横浜市立大学大学院 生命医科学研究科 免疫生物学研究室 大学院客員助教)
技師(研究当時、現 基礎科学特別研究員)宮尾貴久 (ミヤオ・タカヒサ)
テクニカルスタッフⅠ 宮内真紀 (ミヤウチ・マキ)
テクニカルスタッフⅡ 萩原奈穂 (ハギワラ・ナホ)
客員研究員 堀江健太 (ホリエ・ケンタ)
キッセイ薬品工業株式会社
主任 丸山祐哉 (マルヤマ・ユウヤ)
(理研 生命医科学研究センター 免疫恒常性研究チーム 研修生(研究当時)、
横浜市立大学大学院 生命医科学研究科 免疫生物学研究室 大学院生(研究当時))
グループマネジャー 大澤雄亮 (オオサワ・ユウスケ)
主任 鈴木孝幸 (スズキ・タカユキ)
研究員 山内裕子 (ヤマウチ・ユウコ)
グループマネジャー 大野孝介 (オオノ・コウスケ)
グループマネジャー 井上仁史 (イノウエ・ヒトシ)
研究員 山本明俊 (ヤマモト・アキトシ)
部長 林 守道 (ハヤシ・モリミチ)
グループマネジャー 奥原裕次 (オクハラ・ユウジ)
筑波大学 医学医療系 生命医科学域 ケミカルバイオロジー IT創薬研究室
教授 広川貴次 (ヒロカワ・タカツグ)
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