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デロイト トーマツ、Jリーグ観戦体験分析レポートを発行

Digital PR Platform / 2024年7月30日 12時12分

デロイト トーマツ、Jリーグ観戦体験分析レポートを発行

試合観戦者の満足度は80%以上と高く90%以上に再来場意向があり、観戦後の体験の向上に今後の可能性が期待できると考えられる。

デロイト トーマツ グループ(東京都千代田区、グループCEO:木村研一、以下「デロイト トーマツ」)は、スポーツ観戦・視聴の体験を試合前後も含め可視化・分析することで、スポーツの魅力や価値の向上を支援しています。その一環として、公益社団法人 日本プロサッカーリーグ(東京都千代田区、チェアマン:野々村芳和、以下「Jリーグ」)が実施したスタジアム来場者・配信コンテンツ視聴者へのオンラインアンケートをもとに、独自の視点も加えて分析した「Jリーグが提供する観戦体験分析レポート」(以下「本レポート」)を発行しました。

本レポートは、Jリーグ60クラブの全てのホームゲームの中から国立競技場開催を含む各クラブ4試合ずつを対象に、来場者へのオンラインアンケートにより延べ126,721人から得た回答をもとにしています。また、試合等の配信コンテンツの視聴者にもアンケートを行い延べ6,752人の回答を得ており、観戦体験を比較しています。調査・分析は新規のファン獲得や観客数の増加、エンゲージメント強化施策検討に資するため、来場頻度によりコア層*1とライト層*2に分けて行っており、より良い観戦体験のためのファンとの対話・コミュニケーションそしてパートナーシップを活性化し、Jリーグや所属クラブの発展に貢献することを目指しています。

*1 コア層・・・2022年、23年の2シーズンのスタジアムでの観戦回数がそれぞれ4回以上もしくは2シーズンとも2-3回の方と定義
*2 ライト層・・・2022年、23年の2シーズンのスタジアムでの観戦回数がそれぞれ3回以下もしくは2シーズンのうちどちらかが2-3回の方と定義

■主な分析結果
スタジアムに来場する観戦者と、試合等の配信コンテンツの視聴者の年齢層やJリーグ観戦歴に大きな差はなく、40代~50代が多く、夫や妻と一緒にもしくは一人で観戦する人が多数を占めています。回答者の約8割がコア層(参考:JリーグID保有者の割合は、コア層70%:ライト層30%)であることから、頻繁に来場するファン層に支えられていることがわかります。
来場観戦者の試合全体の満足度は80%を超えており、再来場意向も90%以上と非常に高く、J1は好きな選手を応援する「推し活」の割合が高くなる傾向があり、J2、J3はJ1に比べて地元を応援する意識が高い傾向にあります。
一方、国立競技場開催試合来場者の推奨度は、他のJ1試合よりも高い傾向があり、しかもライト層の方がコア層よりも高い傾向にあります。また一緒に来場する相手はコア層、ライト層ともに「友人・知人」「恋人」が通常の試合より多く、異なる観戦スタイルの傾向がみられました。
来場観戦者と配信コンテンツ視聴者の満足度を比較してみると、試合観戦そのものに対する満足度は来場観戦者の方が高い傾向にありますが、スタジアムでの観戦において、試合後の観戦体験は満足度が低くなる傾向がありました。試合後の余韻を過ごす時間の満足度向上や、次節に向けての観戦意欲向上を目的とした施策について検討の余地があると考えられます。一方、配信コンテンツ視聴者は試合後のコンテンツや情報確認・発信等試合後の満足度が高い傾向にありますが、サードパーティが提供する試合配信に関連したサービスの認知度は低く、利用経験も5%にも満たないことから、関連サービスの利用促進がよりよい視聴体験の提供につながると考えられます。

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