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台風による太陽電池パネルの被害に注意

Digital PR Platform / 2024年8月15日 14時0分


[画像8]https://digitalpr.jp/simg/2526/93344/600_298_2024081419470466bc8b28caf72.jpg

[図7] 太陽電池の架台のボルトの緩み例(イメージ図)


3-2 改善推奨事項
 設備設置後の基準改訂により、対応が必須ではないものの、改善が推奨される事項として指摘されたものになります。26事業場で指摘があり、項目毎の指摘件数は以下の表2の通りでした。
(1つの立入検査先で複数の指摘があった場合や、複数項目にかかる指摘については、それぞれの項目でカウントしております。)
表2 改善推奨事項まとめ※

[画像9]https://digitalpr.jp/table_img/2526/93344/93344_web_4.png


[画像10]https://digitalpr.jp/table_img/2526/93344/93344_web_5.png

※JIS、電気設備に関する技術基準を定める省令(電技省令)、及び電気設備の技術基準の解釈(電技解釈)については建設時の基準を適用。

 強風や豪雨への備えとしては以下のような指摘事例がありました。
架台を固定する杭がしっかり埋まっていないと、風などで飛ばされてしまう可能性が高くなります。また、豪雨への対策の1つとして、排水溝の機能が低下しないように日頃の点検が大切になります。

改善推奨事例:
・地表からの杭の突出長さが大きく、杭の設計上必要な根入れ長さがあるか確認できなかった(杭が設計上必要な長さ地面に埋まっておらず、風等により抜けやすくなっているおそれがあった)。(発電用太陽電池設備に関する技術基準を定める省令第4条第5号)
・流末部の排水溝で割れが確認できた。また、集水された雨水がこの箇所から漏水
し、排水溝周りで地盤の侵食も生じていたため、敷地外に土砂が流出するおそれがあった(発電用太陽電池設備に関する技術基準を定める省令第4条第5号)。
・排水溝に土砂が堆積しており、排水溝の機能が低下している懸念があった。これらが敷地外へ流出する可能性もあった(発電用太陽電池設備に関する技術基準を定める省令第5条)。


4.事故を防ぐためのポイント
台風起因の事故を未然に防ぐために
 未然防止に有効と考えられる対策を以下に示します。
 台風起因の事故を未然に防ぐためには、台風の特性(大雨と強風)に応じた対策を講じることが重要です。設置者及び電気主任技術者におかれましては、これから台風による事故のリスクが高まる時期を迎えるにあたり、未然防止に係る取組の強化をお願いいたします。

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