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《“魚食危機”生態系の変化で魚が食べられなくなる!?》 COP29開催でも話題!気候変動の影響により大きく変化する海洋事情! “未来の魚食”や回転寿司業界を持続していくための「くら寿司」の取り組み

Digital PR Platform / 2024年8月20日 14時0分


【参考】天然魚プロジェクト(2010年~)と一船買い(2015年~) の取り組み



[画像4]https://digitalpr.jp/simg/2647/93473/300_225_2024081915190066c2e3d4d734a.jpg
子や孫の代まで、日本の魚が食べられる未来のために漁業者様との共存共栄を目指す当プロジェクトでは、2010年から全国116カ所の漁港・漁協様と直接取引し、新鮮な魚を仕入れています。さらに2015年から定置網にかかった魚を丸ごと買い取る「一船買い」を開始。定置網で獲れた魚を重量に応じて年間契約で決めた価格で買い取るため、漁師さんは市場価格に左右されずに、また、あまり流通していない市場価値の低い魚でも引き取ってもらえるメリットがあります。一方、当社にとっては、豊富な魚種を安定して仕入れることができ、お客様に魅力ある商品としてお届けすることができます。



獲れるべき魚が獲れない状況を受け、
“欲しい魚をどう買うかではなく、獲れる魚をどう売るか”
全国各地の漁港・漁協とタッグを組んで目指す、
低利用魚の価値向上と獲れた魚を活用する“地魚地食”の進化のかたち
漁場の変化を実際に現場に赴き、感じているくら寿司バイヤーの大濱喬王が、
今の海洋事情を踏まえ実践していること、これから取り組むべきこと、取り組んでいきたいことについてお話しします。

―― 昨今、漁師さんから直接打ち明けられる、漁場の変化について教えてください。
 最もよく耳にするのは、「獲れるべき時期に、獲れるべき場所で、獲れるべき魚が獲れない」という声です。例えば、関西でなじみのあるタチウオという魚は、6年ほど前までは九州から瀬戸内海にかけてが非常に大きな漁場でした。今は、タチウオで生業を立てておられる漁師さんはゼロ、まったく獲れない状況が3~4年続いています。今、タチウオが水揚げされているのは、東京湾、千葉、茨城、石巻から気仙沼あたり。獲れるポジションが完全に変わってしまった感覚があります。

―― 獲れるべきものが獲れない、海の変化を感じ始めたのはいつごろからですか。
 「天然魚プロジェクト」をスタートさせた2010年ごろには、すでに変化を顕著に感じていました。あまり耳なじみのない魚、食べる機会のない魚が網にかかる割合が増え、漁師さんの収入に影響が出始めたんです。そこから欲しい魚だけを買うのではなく、獲れた魚を重量に応じて決めた価格で買い取る「一船買い」の話が持ち上がりました。また、獲れるべきじゃなかった低利用魚(おいしさが世の中に認知されておらず、あまり市場に出回っていない魚)に対して、われわれができることを考え抜き、商品化を進めるようになりました。低利用魚はおいしい魚であるということを訴求し、低利用魚の価値を少しでも上げることが、全国の漁師さんの収入につながる、という思いで続けています。

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