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月経前の不調(PMS)へのトドマツ精油の香りによる緩和効果を確認

Digital PR Platform / 2024年9月4日 20時5分

月経前の不調(PMS)へのトドマツ精油の香りによる緩和効果を確認



エステー株式会社と近畿大学東洋医学研究所は、共同研究において、月経前の不調(PMS)に対するトドマツ精油の香りによる緩和効果を世界標準の症状評価方法により科学的に確認しました。




月経前に生じる身体的・精神的な症状は、月経前症候群(Premenstrual Syndrome,PMS)と呼ばれ、女性の社会生活に影響を及ぼす可能性があるとして認知が進んでいます。PMSには、腹痛や体の不快感、腫れや浮腫み、食欲変化やイライラや不安な気持ちといった気分の変化など種々の症状が含まれます。

2023年12月の研究発表(※1)では、スティック型の練香水を用いて、バーベナ調、ミント調、ラベンダー調の3種類の香調について評価を行い、いずれの香調の練香水を使用した場合にも有意にPMS症状が緩和されることを確認しました。針葉樹の香りにはストレス緩和効果などが報告されている1,2)ことから、本研究では練香水にトドマツ(針葉樹の一種)精油を配合することによって、PMSの緩和効果に差異が生じるかを検証しました。

(※1)月経前の不調(PMS)への香りによる緩和効果を確認
https://www.st-c.co.jp/news/newsrelease/2023/20231208_002000.html

本検証では、PMSの自覚症状がある20~39歳の女性100人を対象に、スティック型の練香水(ラベンダー調の香料、または、同香料にトドマツ精油を配合した香料)を月経前の期間に1日約4回程度の頻度で使用してもらい、日本語版DRSP3)(※2)を回答してもらいました。

その結果、トドマツ精油の有無にかかわらず、ラベンダー調の練香水を使用したときには、何も使用していない時(ブランク)よりも有意にPMS症状が軽くなっていることが確認されました(図2)。さらに、トドマツ精油の有無を比較すると、PMS症状の改善率はトドマツ精油を配合した練香水の方が有意に高いことが示されました(図3)。

(※2)DRSPは精神症状(気分の落ち込みや不安、怒り、集中力など)に関する設問と身体症状(空腹感や睡眠、乳房のはり、頭痛など)に関する設問、社会活動に対する影響に関する設問から構成されているPMS諸症状を科学的に評価/記録する世界標準のツールです。治療薬の厳密な効果判定においても使用されています。

練香水未使用時と使用時の症状を比較するため、それぞれ月経周期2周期ずつDRSPによる評価を実施しました。練香水を配布した20~39歳の女性100人のうち、PMS有症状者(各解析項目に対してDRSPスコアが月経前後で30%以上の差があったモニター)かつ指定された5日間中4日以上正しく回答しているモニターを解析対象としました。

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