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「第三十五回 伊藤園お~いお茶新俳句大賞」入賞作品発表

Digital PR Platform / 2024年10月9日 13時0分


文部科学大臣賞
賞金:50万円 賞品:賞状、受賞作品掲載「お~いお茶」1ケース、受賞作品掲載額、入選作品集[自由語り]

二億年の地層の春っぽい部分
川崎 智美(かわさき ともみ)さん 38歳 福岡県福岡市

(選評)
早春の切り立つ崖に、二億年前ともおぼしき地層の断面を見たのです。その断面の綾なす模様に、春を思わせる気配を宿しているからでしょう。スケールの大きい地層にも、今につながる季節の彩りの変化が滲み出て来ると、地層の表情もにわかに身近に感じられる部分があるように思われます。「春っぽい部分」とは、その春めく身近さが、なんとなく表情にも現れるからに違いありません。友達とのいつもの親し気な話しっぷりで、身近感が一層迫ります。


[画像2]https://digitalpr.jp/simg/2571/96451/200_267_202410071328146703635ef1faa.jpg


【作者コメント】

恐竜の研究をしている方の講演を聞く機会があり、地層の面白さ、奥深さを知ってつくりました。その方の講演で印象的だったのが、「地層から何かを発掘するときは、見つかると思っていないと見つからないのです」という話で、この作品の“春っぽい部分”というのは、具体的に春を感じる部分が見えたのではなく、地層の中にも春を感じるような部分があると思っていれば、それを発見できるのでは、という気持ちを表現したものです。


金子兜太賞
賞金:20万円 賞品:賞状、受賞作品掲載「お~いお茶」1ケース、受賞作品掲載額、入選作品集[自由語り]

ランドセル暴れる文豪つめこんで
菱木 あかね(ひしき あかね)さん 11歳 千葉県市川市

(選評)
今日も大好きな文豪作品をランドセルにつめこんで、友達にも自慢げに見せたり話したりしようとしています。皆の興味深か気な羨ましそうな顔が楽しみで、急いでいるのでしょう。文豪作品もワーイと喜んでランドセルの中で暴れているようですね。そんな作品達をつめこんだあたりが、兜太賞にふさわしい行動的な言い切り方。


[画像3]https://digitalpr.jp/simg/2571/96451/250_188_20241007132816670363606a94f.jpeg


【作者コメント】
高学年になり、文豪作品が大好きになった私は、ひどい時には毎日ランドセルに10冊もの本を詰めこんで登校していました。特にお気に入りだった乱歩や太宰の本達が毎朝「今日も連れて行きなさい!私の作品から読みなさい!」と暴れているような気がして、嬉しくて駆け出す自分の光景も含めてこの句を詠みました。

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