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取り扱う請求書は「紙が多い」事業者が半数以上、個人・小規模事業主は「紙のみ」が最多。取引先への「支払遅延経験あり」は約3社に1社で、要因トップは「期日管理のミス」

Digital PR Platform / 2024年11月26日 11時0分

 この結果からは、手作業での請求情報の登録や目視確認といった人手による作業が経理業務には多く残り、支払業務での課題を引き起こす要因になっていることが想定されます。経理業務において貴重な人的資源を有効活用するためには、目視による確認や手作業による入力だけではなく、デジタル技術で自動化できる部分は自動化し、人とデジタル技術で業務補完をすることが重要になってきます。

■「ビジネス決済総合調査2024」の主なトピックス
◆半数以上の事業者が、取り扱う請求書は「紙が多い」と回答
 「取り扱っている請求書の形態」を尋ねる質問では、発行する請求書・受け取る請求書ともに半数を超える事業者で「紙の割合が多い」という結果になりました。この結果からは、まだ紙の形態で請求書を発行・発送する従来通りのペーパーワークを続けている事業者が多いことが分かります(図1)。特に、小規模事業者の請求書のデジタル化は遅れが目立ちます(図2)。一方で、取引先から受け取る請求書に「電子データの取り扱いがある」とする事業者は、77%にも上ります(図1)。法改正などをきっかけに事業者のデジタル化は着実に進んでいるという見方もできます。

 今後、取引先の要望などもあり、ますます請求書の電子化を進める事業者は増加するでしょう。請求書の電子化を筆頭に、業務のデジタル化を積極的に進めている事業者と進めていない事業者では、業務のデジタル化の格差は広がり、結果として業務効率の格差につながっていく可能性も考えられます。

[画像2]https://digitalpr.jp/simg/2103/99822/700_361_2024112516085567442287d2061.png


図1:取り扱っている請求書の形態
質問「取引先に発行する請求書と、取引先から受け取る請求書それぞれについてお答えください。」


[画像3]https://digitalpr.jp/simg/2103/99822/700_453_2024112516085567442287ce545.png

図2:取り扱っている請求書の形態 (従業員規模別)
質問「取引先に発行する請求書と、取引先から受け取る請求書それぞれについてお答えください。」

◆3社に1社が支払遅延経験あり、大・中規模事業者「期日管理ミス」、小規模事業者「資金不足」
 取引先への支払遅延の経験を尋ねる質問では、事業者の約3社に1社は「過去1年間に支払が遅れたことがある」と回答しました。従業員規模301~1,000人の中規模事業者では半数を超えています(図3)。支払遅延の要因としては、「期日管理のミス」が事業規模に関わらずトップです。加えて、個人事業主・従業員規模が100人未満の小規模事業者では、「資金不足」の要因が高くなる傾向がありました(図4)。

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