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安蘭けい&浦井健治が豪華共演陣と「カム フロム アウェイ」で届ける慈愛と希望のハーモニー!【若林ゆり 舞台.com】

映画.com / 2024年3月8日 15時0分

安蘭:印象は全然変わってない。ずっと初々しいでしょう。あの頃もすごくかわいい、少年みたいな青年だなと。すでにミュージカルでは注目の若手俳優みたいな感じだったから「これからどんどん行くんだろうな」と思って遠目から見ていたんですけど、「Chess」でも印象が全然変わっていなかった。それで去年「キング・アーサー」で久々にがっつりやったときに、印象はそのままだけど「やっぱりいろんな場数を踏んできたんだな、ケンちゃんは」と思って。稽古場での振る舞いもそうだし、演技のし方もそう。やっぱりいいときだけじゃない、「酸いも甘いも」いろんなときを経験して人間が出来上がっているんだな、と思いました。

浦井:ありがたいです! 死に物狂いでやっています(笑)。トウコさんの存在は、もちろんみんなのトップスターですけど、技術面も含めて憧れの方です。誰に対してもフレンドリーな明るさと、ビシッと言うときは言いみんなを引き連れていく姉御肌な部分をもちながら、作品をちゃんと考えていくところが素晴らしい。「やっぱりオールジャンルでやっていくにはこういう器じゃないといけないんだな」というお手本だと思う。「ピアフ」のときもすごく大変な役だったのに、毎回毎回「もっとこうしたい、もっとこうやったらよくなる」ということに果敢にトライして、フックをどんどん増やしていくし。そういう姿を見て「この方は背負っているものがでかすぎる、肩こるんだろうなー」と(笑)。

安蘭:肩こるのよぉー(笑)。

 今回、安蘭はテキサスから来たダイアンという女性、浦井はロサンゼルスのケビンTという会社経営者がメインの役。それぞれの役をどうとらえている?

安蘭:ダイアンはテキサス出身の、ちょっとお堅めの女性。離婚歴があって、息子も別の飛行機に乗っていたから心配していて。無事だとわかった途端に、(石川)禅さん演じるニックとの間に愛が生まれる。この話のなかではロマンス担当ですね。「新しい自分になる」というセリフがあって「ここじゃ私を誰も知らないから、なりたい自分になれる」と言うんです。私、宝塚で雪組から星組へと組替えになったとき「星組の人は私を知らないから、もう1回新しい男役作れるな」と思ったんですね。なんかそのときの自分とめちゃくちゃリンクして。それまでキザった(カッコつけてキザな魅力を打ち出す)ことなんかなかったのに、突然キザり出したりして、そこで新たに生まれ変わった感じだったから。

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