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山田尚子監督最新作「きみの色」主人公の声優は鈴川紗由、高石あかり、木戸大聖 新垣結衣も参加

映画.com / 2024年3月18日 18時5分

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(C)2024「きみの色」製作委員会

 「映画けいおん!」や「映画 聲の形」を手掛けた山田尚子監督最新作「きみの色」の公開日が、2024年8月30日に決定した。3月18日、東京・esports銀座で開催された製作報告会で発表された。あわせて、主人公3人の声優を鈴川紗由、髙石あかり、木戸大聖が務め、さらに新垣結衣も参加していることがわかった。

 本作は、山田監督による完全オリジナルアニメーション映画。山田監督が最も得意とする思春期をテーマに、少女たちそれぞれが向き合う自立、葛藤、恋模様がバンドという題材を通じて描かれる。脚本は「若おかみは小学生」「映画 聲の形」などの吉田玲子が務める。

 会見には本作のプロデューサーの川村元気も参加した。川村は「現時点で210の国と地域での公開が予定されています」と語ると、アメリカ、イギリス、ドイツ、イタリア、韓国などの国々での上映予定に「まだ作品をご覧になっていない方が多い中で、これだけ多くのグローバルセールスが決まるというのは、スタジオジブリや新海誠監督級の期待です」と自信をにじませる。

 そんな状況に、山田監督は「映画を作ることへの憧れや尊敬があるので、お話を聞いたときはありがたいなと思いました」と作品のオファーがあったときの気持ちを述べると「映画自体は1月末に完成しましたが、観てくださった方の映画体験を大事にしたいと思って取り組みました」と明かした。

 この日は、約1600名を超えるオーディションから選ばれた主人公3人の声を担当する鈴川(日暮れトツ子役)、髙石(作永きみ役)、木戸(影平ルイ役)も出席。役が決まったときのことについて、「ご飯がのどを通らないぐらい緊張していたのでホッとしました。声優は目標の一つだったので、決まったと聞いたときは信じられなくて、涙が止まらなかった」(鈴川)、「山田監督の作品が好きで、シーンを何回も繰り返し観るぐらいだったので、頭のなかが真っ白になりました」(髙石)、「山田監督の作り出したキャラクターに魂を宿らせると思うと、喜びと同時に不安とプレッシャーがありました」(木戸)と語っていた。

 3人を導く物語のキーマンであるシスター日吉子役を演じる新垣は、手紙で「完成した作品を観たとき、すべてが柔らかくて繊細で心に春色の風がそよぐような優しい気持ちが画面から溢れているような感じがしました」と映画への感想を寄せ、「シスター日吉子は、物語の登場人物のなかでは、トツ子たちと大人たちの間にいる人物と監督から説明をいただきました。静かに、でも熱く、いや実はかなり熱くトツ子たちを見守っている人物です」と役柄を紹介していた。

 山田監督は新垣が作品に出演してくれたことに「感無量です」と語ると「私自身、新垣さんはテレビや映画でしか知りませんが、勝手な思い込みで、芯が強くこだわりも強くて、ぶっきらぼうなぐらい真面目な方でありつつ、しゃれっ気もありチャーミングなのかなと。今回のシスター日吉子にピッタリだと思いました。まさかお受けいただけると思わなかったのですが、ダメもとでアタックしました。実際収録に参加していただき、本当に素晴らしかったです」と感謝していた。

 最後に、山田監督は「オリジナル作品なのですが、観てくださった方に、いままでや、これからあることかもしれないなにかに触れることがある映画かなと思っています。劇場で映画体験をしていただくことを大切に思って作った映画なので、ぜひ映画館に足をお運びください」とメッセージを送った。

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