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コッポラ監督「メガロポリス」、カンヌ映画祭コンペティション部門でプレミア上映

映画.com / 2024年4月10日 17時0分

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フランシス・フォード・コッポラ監督 Photo by Kevin Winter/Getty Images for HFA

 第77回カンヌ国際映画祭のコンペティション部門で、巨匠フランシス・フォード・コッポラ監督の最新作「メガロポリス(原題)」がプレミア上映されることが決定した。米Deadlineが第一報を報じた。

 カンヌをはじめ、ベネチア国際映画祭、トロント国際映画祭もコッポラ監督に熱烈オファーを送る中、カンヌが勝利を収め、5月17日金曜日の夕方(現地時間)のガラプレミア枠での一般お披露目が決定した。

 「メガロポリス(原題)」は、コッポラ監督が1980年代前半に執筆した野心作で、災害後のニューヨークをユートピアとして再建しようとする建築家を中心に物語を展開するSF超大作。アダム・ドライバー、フォレスト・ウィテカー、ローレンス・フィッシュバーン、ジョン・ボイト、シャイア・ラブーフ、ジェイソン・シュワルツマン、ダスティン・ホフマンら豪華キャストが共演。コッポラ監督は、自身が所有しているワイナリーの大半を売却し、その利益の一部を担保にして、製作費1億2000万ドルを資金調達した。

 コッポラ監督は1974年の「カンバセーション 盗聴」でカンヌ国際映画祭のグランプリを受賞。79年に発表した傑作戦争映画「地獄の黙示録」は、撮影が困難を極め、監督のキャリアは終わりだといううわさもささやかれたが、未完成のままカンヌに出品され、見事、最高賞のパルムドールを受賞した。

 今秋の劇場公開に向けて、コッポラ監督の長年の弁護士であるバリー・ハーシュは、IMAXシアターでの上映に重点を置きながら、配給パートナーを確保するための交渉を続けているという。

 第77回カンヌ国際映画祭は5月14~25日に開催される。

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