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草なぎ剛「僕の代表作になった」 主演作「碁盤斬り」に誇らしげ

映画.com / 2024年4月23日 16時35分

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 俳優の草なぎ剛が4月23日、都内で行われた主演作「碁盤斬り」の完成披露上映会に出席した。古典落語の演目「柳田格之進」を基に、冤罪事件によって娘と引き裂かれた男が、武士の誇りをかけて復讐に臨む本格時代劇。草なぎは主人公・柳田格之進を演じ、「持っているものすべてを出し切れたし、エンタテインメントとしても非常に楽しめる作品になっている。僕の代表作になったと思います」と誇らしげだった。

 舞台挨拶には、草なぎをはじめ、共演する清原果耶、中川大志、奥野瑛太、音尾琢真、市村正親、斎藤工、小泉今日子、國村隼、白石和彌監督(「孤狼の血」「凶悪」)が登壇した。

 草なぎにとっては、市村、斎藤、國村ら共演経験があるキャストも多く「みんな“グルーブ”がいいじゃないですか。幸せな環境でした」と現場の雰囲気を述懐。市村からは「現場で会ったら、ヨレヨレの衣装に汚いひげで。本当に剛なのかと思うほど、ひどい状態だった。演技の虫だなと」とストイックな役作りを称賛する言葉が飛んだ。

 また、主人公と対峙する役どころの斎藤は「草なぎさんから、静かな哲学を感じ、自分も沸騰した」といい、草なぎも「工くんとの集大成のシーンが撮れた」と満足げ。音尾が「草なぎさんは現場で座っていなかった」と証言すると、草なぎは高倉健さんを引き合いに「高倉剛です」とおどけ、「座ると眠くなっちゃう。みんな、よく眠くならないですよね」と笑いを誘った。

 草なぎとの共演が、ドラマ「まだ恋は始まらない」以来、29年ぶりとなった小泉は「まだ少年っぽさが淡く残っていたが、当時から演じることを楽しんでいた」と回想。「今回、久しぶりにお芝居をして、主役としてすべてを背負っている背中を見て、感動しましたし、その背中の役に立ちたいと思った」と語った。この言葉に、草なぎは「ありがとうございます、キョンキョン大好きです」と照れながら感謝していた。

 一方、娘役で草なぎと初共演した清原は「以前からいつかご一緒したいと思っていた。しかも、白石組で、本当でぜいたくで幸福だなと思う」と感無量の面持ち。“父”草なぎは「その言葉、一生忘れません!」と感動を共有していた。

 白石監督は初めて時代劇のメガホンをとり、「日本映画の歴史は、時代劇とともに発展した部分が大きいので、いまの時代に新しい時代劇をどう撮れるのか、緊張感と不安感があった」と振り返り、「実際は本当にただただ楽しかった。普段はもっとフレームからはみ出るような荒々しい映画を撮りたいと思っているが、今回は美しい映画を目指したので、ぜひ注目してほしい」とアピールしていた。

 「碁盤斬り」は、5月17日からTOHOシネマズ 日比谷ほかで全国公開。

【出演者/役名/役どころ】

●草なぎ剛/柳田格之進(やなぎだ・かくのしん)
 いわれのない嫌疑をかけられ、故郷の彦根藩を追われ、亡き妻の忘れ形見の娘とともに貧乏長屋で、今日の米にも困る暮らしをしている浪人。旧知の藩士からかつての冤罪事件の真相を知らされ、娘のために命を賭けた仇討ちを誓う。

●清原果耶/格之進の一人娘であるお絹

●中川大志/萬屋の手代・弥吉

●奥野瑛太/彦根藩の藩士の梶木左門

●音尾琢真/萬屋の番頭・徳次郎

●市村正親/町の親分の長兵衛

●斎藤工/格之進と因縁のある武士・柴田兵庫

●小泉今日子/半蔵松葉の大女将・お庚

●國村隼/萬屋の亭主・萬屋源兵衛

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