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南インドからヒマラヤへ 孤独な男とやんちゃなラブラドール犬の人生再出発ロードムービー「チャーリー」6月28公開

映画.com / 2024年4月26日 20時0分

写真

(C) 2022 Paramvah Studios All Rights Reserved.

 カンナダ語の映画としてインド歴代5位の興行収入を記録した映画「チャーリー」が、6月28日より新宿ピカデリーほかで全国公開されることが決定した。あわせて、本ビジュアルとメイン場面写真が披露された。

 映画大国のインドでは、ヒンディー語の「ボリウッド」、テルグ語の「トリウッド」、タミル語の「コリウッド」に対し、カンナダ語の映画は「サンダルウッド」と呼ばれる。本作の主演を務めたのは、サンダルウッド界の人気スター、ラクシット・シェッティ。本作ではプロデューサーも兼ね、監督のキランラージ・Kとともに本作を完成させた。

 シェッティが演じるのは、過去の悲劇に囚われ、周囲との交流を拒絶して孤独に生きる男・ダルマ。悪徳ブリーダーの劣悪な環境から逃げ出してきたラブラドール・レトリーバーのチャーリーと出会い、灰色だった世界が輝きだしていくさまが描かれる。

 職場でも自宅の近所でも偏屈者として知られ、楽しみといえば酒と煙草とチャップリンの映画だけというダルマの家に、一匹のラブラドールの子犬が住み着くようになる。犬嫌いのダルマは何度も追い払おうとするが、少しずつ心を通わせ、チャーリーと名付けて自分の家に迎え入れる。

 やんちゃでイタズラ好きのチャーリーに振り回されながらも楽しい日々を送っていた矢先、チャーリーが血管肉腫で余命わずかだと判明。ダルマは雪が好きなチャーリーに本物の雪景色を見せようと、サイドカーにチャーリーを乗せ、南インド・マイスールからヒマラヤを目指し、インド縦断の旅に出る。

 愛くるしいチャーリーを演じたラブラドール・レトリーバーの名演に加えて、随所にちりばめられたチャップリンへのオマージュ、緑あふれる南インドの町並みから青い海が広がる海岸線、地平線の先まで続く荒野、そしてヒマラヤといったインド各地の多様な景色をバックにダルマとチャーリーの旅路が繰り広げられ、心を揺さぶる。

 本ビジュアルには、ダルマとチャーリーがお手製のサイドカーに乗り込み、ヒマラヤを目指し旅に出発するシーンと、孤独に生きてきた1人と1匹が寄り添い合う姿がとらえられている。

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