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「ひろしまアニメーションシーズン2024」コンペティション各部門入選作品決定

映画.com / 2024年5月22日 18時0分

「ひろしまアニメーションシーズン2024」コンペティション各部門入選作品決定

「おかあさんといっしょ『やくめをおえてこのたび自由になりました団』」

 8月14日~18日に広島市で開催される2年1度のアニメーション芸術の祭典「ひろしまアニメーションシーズン2024(HAS)」コンペティション各部門の入選作品が決定した。

 HASは、世界4大アニメーション映画祭のひとつとして知られた広島国際アニメーションフェスティバルが2020年に終了したのち、2022年より新たな装いで生まれ変わった2年に1度のアニメーション映画祭で、アニメーション映画祭としては日本唯一のアカデミー賞公認となっている。

 ユニークなアニメーション作家たちが集い、長編、テレビ、ウェブメディアなど短編にかぎらずアニメーションの可能性と未来をパーソナルかつユニークに掘り起こすクリエイターたちを、古今東西・商業非商業の枠を超えて紹介する。今回は世界中から関係者が集う場としてのHAS会場に併設するかたちで、国境を超えたクリエイターの連携を目的とした「ひろしまアニメーションアカデミー&ミーティング(HAM)」(2024年8月15日~17日)を新設。映画祭参加者間のコミュニケーションをブーストすることで、業界内の知見を深め、国際的な友情を新たに構築することを目指す(詳細は後日発表)。

 今回のコンペティション各部門は、97の国・地域から、2634作品の応募があり、前回の2149作品を大きく上回った。本映画祭アーティスティック・ディレクターの山村浩二、本映画祭共同プロデューサーの宮﨑しずか、アニメーション作家の矢野ほなみの3名が選考委員、(アドバイザーとして本映画祭プロデューサーの土居伸彰も選考の一部に参加)、全78作品(短編73本・長編5本)が入選作品として選出された。

 入選作品のうち3/4近くの入選作家・プロデューサーが、すでに映画祭現地への参加を表明している。アーティスティック・ディレクターの山村浩二によるコンペ選出についてのコメントを寄せている。

■アーティスティック・ディレクター山村浩二氏コメント
今回の選考では、優れた作品であっても落選したものも多くあり惜しまれます。戦争と難民をテーマにした作品が目立っていたほか、ベテラン作家の成熟と挑戦が目を惹き、また中国と台湾の作品が特異性と技術力で台頭したことが、選考結果にも反映されました。技術面では、AIを用いた作品が格段に増えました。入選した作品には、AIを使用する意味に対する意識的な取り組みがあったものを評価しました。物語を語る作者の立ち位置も焦点になりました。特に戦争を扱った作品は、テーマに対する意識は適切か、その表現技術を用いる意味はあるのか、美意識に溺れてしまっていないかといったことが選考時に議論されました。

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