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【インタビュー】細田佳央太、注目度急上昇も「人気は副産物」 デビュー作から変わらぬ俳優としてのスタンス

映画.com / 2024年7月3日 10時0分

――「七夕の国」も含めて、幅広い役柄・作品に果敢にチャレンジしていますね。出演作を選ぶ際の基準のようなものはありますか?

 俳優として携わらせていただき、その作品が世に出るわけじゃないですか。ですから、自分が演じさせてもらう意味があるのか、しっかり自分自身で届けられるのか。そういったことを優先しながら、俳優というお仕事が続けられればと思います。20代という大切な期間をどう歩むべきか、事務所の皆さんと話し合ってお仕事をしていきたいです。僕のことを知ってくださる人が増えることは、純粋にうれしいですが、それはあくまで副産物なので。

 目標ですか? いまはこれといってないですね。お芝居はもちろん、上手い下手があるかもしれないですが、最終的には好き嫌いの感性なので、俳優としてはできることを一生懸命やるだけ。そういうスタンスは、「町田くんの世界」からなるべく変えないようにしているんです。命がけで全力投球した作品が、いろんな人に見てもらい、受け止めてもらえた。なんか、それだけで十分幸せかなと思えますし、そういうお芝居をやっていければ、それがいいかなと。

■情報番組で映画紹介「映画を通して、たくさんの学びを得ている」

――ありがとうございます。現在、細田さんは朝の情報番組で、新作映画を紹介するコーナーを担当していますよね。ぜひ、お好きな映画や、それにまつわる思い出などを教えていただけますか?

 1本に絞るのは大変ですが、一番好きな映画は、役所広司さんと小栗旬さんが出演している「キツツキと雨」(2012)です。

――沖田修一監督の作品ですね。細田さんは「子供はわかってあげない」で、沖田監督とご一緒でしたよね。

 そうなんです。「キツツキと雨」を見たのは、「子供はわかってあげない」の撮影が終わったあとで。だから、配信で見たんです。一言で言えば、とてもかわいらしい作品。ああいった、ささやかな人間模様を描いた作品が大好きですし、当時の小栗さんが演じるまだ売れていない映画監督は、世代も近いし、仕事柄自分にとって身近な存在なので。

――小栗さん演じる映画監督と、役所さん扮する木こりがひょんなことから出会って、影響を与え合う。そんな関係性が描かれた作品でしたよね。

 役所さんとの出会いから、物語が動き出しますよね。そういうのを見ていると、やっぱり人を変えるのは、人との出会いなんだなと。俳優という仕事の魅力にも通じるので、自分のなかで悩んだときや、元気になりたいときに見るようにしているんです。

――海外作品はいかがですか?

 正直、番組のコーナーを担当させてもらうようになって、それがきっかけで、海外の作品を見るようになりました。もっと早く、海外の作品に興味を持って、出合っていれば良かったなと思いますね。先ほど「七夕の国」で、日本のことを知ってもらえれば、というお話をしましたけど、いまの僕は海外の作品に触れながら、全然違う文化や価値観に出合っている感じですね。勉強、とは違いますけど、映画を通して、たくさんの学びを得ていると思います。

 「七夕の国」は、ディズニープラス「スター」で、7月4日に独占配信開始。

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