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広島で世界のアニメーションを楽しもう! 「ひろしまアニメーションシーズン2024」8月14日開催、見どころは?

映画.com / 2024年8月11日 7時0分

土居:僕は、映画祭は歴史を記録していく場だと考えています。そこで今回上映する作品はすべて非常にユニークですし、これらの作品が好きな方は、この映画祭で初めて出会うこと、見慣れていない海外の作品も気に入ってもらえると思うんです。そういう入り口であり、同時に日本の商業アニメに携わる方々と海外の作家が混ざり合う、良い触媒の場として機能させたいと考えています。

――8月15日には「映画 窓ぎわのトットちゃん」が上映されますね。

土居:この映画祭が「ひろしま国際平和文化祭」の一環として行われるものですし、「鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎」も、娯楽作ではありますが、両方とも太平洋戦争やそれを引き起こした日本の社会の構造についての話でもあるので、アニメーションを通して、新しく歴史を考え直すきっかけになるといいですね。

▼お子さんの映画デビューにもぴったり 泣いてもOK“赤ちゃんフレンドリー上映”

土居:前回、朝イチの上映プログラムで、入場無料で子供も楽しめる作品を上映したところ、お子さん連れの観客がたくさん来てくださいました。今回も継続し、とりわけ「シナぷしゅ THE MOVIE ぷしゅほっぺにゅうワールド」は0歳から2歳児向けのシリーズなので、明かりも暗くせずに、音も抑えめで、泣いてもOK、そんな“赤ちゃんフレンドリー上映”をで実施します。

山村:これまで小さいお子さんを映画館に連れて行くのは難しかった、という地元のご家族にはぜひ楽しんでいただきたいです。子供向けの上映自体、これまであまりなかったことので、今後も少しずつ増やしていきたいです。

▼「ひろしまアニメーションアカデミー&ミーティング(HAM)」

――クリエイター、クリエイター志望の学生向けアカデミープログラムも充実しています。

土居:今回、ひろしまアニメーションアカデミー&ミーティング(HAM)」を新設しました。パーティーやミーティングのようなコミュニケーションのイベントと、レクチャーやシンポジウム、ワークショップなどのアカデミーイベントが併設されており、山村さんにも日本と中国と台湾でのアニメーション教育の話をしていただく予定です。現在、メジャーなアニメスタジオの関係者から学生まで、300人くらいの方が登録してくださっています。中国、台湾、韓国などアジア圏からの参加者もいます。

 横の繋がりを作る場所として、業界関係者、学生さん、クリエイターや創作を目指している方に絞っていますが、業界関係者を広く捉えていただいて出版、編集などメディアの方にも来ていただきたいですし、他の映画祭の人たちが集まるミーティングのプログラムもあります。

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