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【「七夕の国」ネタバレ全話振り返り】壮絶ラストに話題沸騰… ナン丸と頼之、それぞれの正義を抱える能力者が選んだ結末とは?

映画.com / 2024年8月17日 14時0分

●第5話「えぐり魔」

――「あんたのほうがよっぽど化け物じみてるぞ」(丸神頼之)

 自分のことを化け物扱いしながら、その能力を利用し、富と権力を際限なく追い求める“先生”に対し、頼之は「あんたのほうがよっぽど化け物じみてるぞ」と言い放つ。一方、ナン丸も自分が金儲けの道具にされていたと知り、高志と八木原と距離を置き、自分の能力の使い道を模索する日々を送る。そんなとき、偶然、車のなかに閉じ込められた少年を救出したことで、報道やSNSを通して、ナン丸の能力が世間に知れ渡る。ナン丸の額の赤いできもののようなものも、いままで以上に目立つようになり、パワーの覚醒が近いことを示していた。

 この騒動に高志と八木原も乗じるが、目に余る愚行の数々に、ついに幸子をはじめ、●の秘密を守り続けてきた丸川町の住人が、東京に乗り込んできた。その際に、幸子は「自分たちはウソをついていた」と江見に詫び、行方不明になっていた丸神教授が丸川町に滞在していることを認め、丸神教授から江見宛の手紙を手渡した。

 八木原が謎の失踪を遂げるなか、ついに高志は故郷の人々と対面し、感情的な言い争いに発展。この騒ぎを、●の圧倒的なパワーで制圧したのが、頼之だった。あくまで能力は使い方次第だと前向きにとらえるナン丸に対し、幸子は否定的な態度を崩さない。そして幸子は、自らの背中に刻まれた“傷”をナン丸に見せつけるのだった。

●第6話「原則として秘密」

――「私は、私たちは、里を離れて生きるなんて、どだい無理なんです」(東丸幸子)

 幸子が神妙な面持ちで、ナン丸に語り始めたのは、自分の生い立ちだった。高志と幸子の母親・由紀子は、高志の“手がとどく者”としての能力を開花させるため、本家・丸神家の頼之に修行を依頼。息子が頼之に心酔する姿を、父・和彦は快く思っておらず、高志を虐待し、そのストレスのはけ口として、高志は幸子を傷つけていた。そして、ある日、事件が勃発する。高志が●の力で、和彦に瀕死の重傷を負わせてしまったのだ。それが原因で里を追われた高志。全ての責任をとって、由紀子も自ら命を絶ってしまう。

 その頃、丸神ゼミの面々は、丸神教授から届いた手紙をヒントに、丸神の里で6月に七夕祭りが行われる理由を突き止める。また、ナン丸の後輩で、ジャーナリスト志望の亜紀(鳴海唯)は、消失事件を追う刑事・佐藤(石田法嗣)を巻き込み、頼之の行方を追い始める。

 その頼之の“暴走”は、トラック、豪華客船、飛行機の消失と、次第にエスカレート。自分の目の前で、官房長官を消し去った頼之に対し、高志が理由を尋ねると、頼之は「人の心に土足で踏み込んだ挙句、今度は知らん顔をしている者」への復讐だと答えるのだった。

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