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【「七夕の国」ネタバレ全話振り返り】壮絶ラストに話題沸騰… ナン丸と頼之、それぞれの正義を抱える能力者が選んだ結末とは?

映画.com / 2024年8月17日 14時0分

●第7話「進軍」

――「幸子に会ったら、俺が悪かったと伝えてくれ」(東丸高志)

 頼之による無軌道なテロ行為は、東京都庁の破壊にまで過激化。200人近い行方不明者が出る大惨事となり、政府は非常事態宣言を発令する。「悪夢を終わらせる」と語る頼之の真意は不明なまま、権力者である“先生”や仲介役を務めていた武器商人・増元との関係も破綻し、次第に誰も頼之をコントロールできなくなっていくのだった。

 その頃、ナン丸の前に高志が現れ、幸子への謝罪の言葉を託す。さらに、増元によって拉致された亜紀と佐藤の監禁場所をナン丸に教えると、姿を消した。

 高志からの情報を頼りに、ナン丸は亜紀と佐藤を救出するが、その際、ナン丸はとっさに●のパワーを発動させ、拳銃を突きつけてきた増元の部下に重傷を負わせてしまう。常に●の威力を良いことに使いたいと模索していたナン丸にとって、この出来事は、大いなる葛藤を抱えるきっかけとなる。そして、頼之は東京都庁の破壊を超える、世田谷区の住宅街を直径3キロに渡って消失させるという、未曾有の大惨事を引き起こすのだった。

●第8話「外からの力」

――「何したか分かってんのか、人がたくさん死んだんだぞ!」(ナン丸)

 これ以上、頼之の暴走を許すわけにはいかない。ナン丸は、江見、多賀谷、桜木、そして自身が救出した亜紀とともに、丸川町へと向かった。里の人々は、東京で多発する惨事を目の当たりにしてもなお、「外部の人に全てをお話しするわけにはいきません」の一点張りで、話をはぐらかすばかり。業を煮やしたナン丸は、現実に目をつむり、保身だけを考える丸神の人々に、怒りの言葉を投げかける。結局、両者の間で、翌日に当主・東丸隆三と対面する約束が交わされ、その場はおさまった。

 次の日、頼之と高志も東丸家当主に接近。頼之が「悪夢を終わらせる」という変わらぬ野心を表明すると、その言葉に、東丸隆三は何かを悟った様子。しかしその直後、頼之らの足取りが警察につかまれていたため、増元率いる特殊部隊に囲まれることとなり、東丸隆三をはじめ、多くの犠牲者が出る銃撃戦となる。さらには、激しい交戦の末、高志も複数の銃弾を受けて、命を落とす。死の直前、高志は頼之に対しても、妹・幸子への謝罪の言葉を口にしていた。

 現場の混乱が静まった頃、幸子は、竹林で血まみれになった兄の遺体と対面し、「なんで、なんで」と絶叫する。一方、江見は東丸邸に残された、頼之の6本指の手形が、鳥のカササギの形に酷似していることに気付く。丸神の里に伝わる旗に描かれているのが、まさしくカササギだったのだ。

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