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アーミル・カーン、映画製作における信念を明かす「不平等、不公平な構造――それに気付いた以上は語り、表現したい」【「花嫁はどこへ?」インタビュー】

映画.com / 2024年10月4日 11時0分

 あなたが挙げた監督以外にも、ヒンディー語映画界では「人生は二度とない」(2011)のゾーヤー・アクタル監督や、「恋する輪廻 オーム・シャンティ・オーム」(2007)のファラー・カーン監督を始め、多くの女性監督が登場しています。この変化は大歓迎ですね。本当に素晴らしいことですし、私はこの変化を強く支持します。

――女性のスタッフも増加傾向にあるのでしょうか?

 35年ほど前、私が俳優を始めた頃は現場に女性はほとんどいませんでした。しかし時代の経過と共に変化が起こり、女性スタッフの数もどんどん増えていきました。今では映画製作におけるさまざまな職種やポジションで活躍されていますし、現場に女性スタッフが大勢いることはもはや一般的ですね。

――トロント国際映画祭でも上映された本作は、世界最大の映画批評サイト「ロッテントマト」でも驚異の100%フレッシュを維持しており、インド国内に留まらず世界中で高い評価を受けています。本作がそれほど広く受け入れられているのはなぜだと思いますか?

 インド映画である本作が世界中で鑑賞され、好意的に受け止められていることを本当に嬉しく思います。私は物語や芸術には国境はないと信じているんです。だから背景の異なるさまざまな人がこの映画と繋がっているというのはとても重要なこと。私は世界中のさまざまな地域や文化圏の映画を観てきました。そして自分が知る文化でなくとも問題なく伝わることを知ったのです。

 たとえば子どもや女性、男性など自分と属性が異なる物語であっても共感できるものはありますし、映画は他の文化に近付くきっかけとなります。この映画が世界中で共感を呼んでいることは嬉しいですし、これから日本でどのように受け止められるのかとても楽しみにしています。

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