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パラマウント・アニメーションの強みとは? ラムジー・アン・ナイトー社長が語る経営秘話&「トランスフォーマー ONE」裏話【NY発コラム】

映画.com / 2024年10月6日 9時0分

「私たちのアプローチは、創造性を持って進展していくということです。それぞれの映画は根本的に異なるため、非常に高額な映画を製作することもあれば、1200万ドルや1500万ドルの低予算の映画を製作することもあります。私たちのプロダクションは広範囲にわたり、どのようにその規模を拡大できるかということも含めて、エキサイティングなものになっていきます。ですから、決して独創性に欠けたものではありません」

 ここからは「トランスフォーマー ONE」の話題へ。同作は世界的に大ヒットを遂げたSFアクション映画「トランスフォーマー」シリーズの3DCGアニメーション版で、司令官オプティマス・プライムと宿敵メガトロンの若き日の友情秘話、トランスフォーム能力の起源を捉えた作品。映画「トイ・ストーリー4」などのジョシュ・クーリーがメガホンをとっている。

 若きオプティマス・プライム(オライオンパックス)を中心としたストーリーが展開。この設定にするきっかけは何だったのか。

「20年近く映画『トランスフォーマー』シリーズに携わってきたプロデューサーのロレンツォ・ディ・ボナベンチュラには、オリジナル・ストーリーを作り、サイバトロン(『トランスフォーマー』シリーズに登場する架空の組織。英語版ではほとんどの作品で『オートボット』と呼ぶ)を舞台にした作品を手がける願望がありました。実は、サイバトロンは、常に語られてきた場所であるものの、誰もその全貌を見たことがありませんでした。だから、オリジナル・ストーリーは、常に彼らのバックポケット(英語では、簡単にアクセスできる場所に便利なものを置いておくことを指す。今回の場合は、身近にそのオリジナルストーリーがあったという意味)にあったんだと思います。ジョシュ・クーリーを監督に迎えて、壮大で大胆な映画を完成させることができて本当に幸運でした」

「この物語のエモーショナルな核はとても重要です。実写版『トランスフォーマー』では、オプティマス・プライムとメガトロンという象徴的なキャラクターが登場し、お互いを憎み合っていました。今作は、そんな愛と憎しみの間にある微妙な境界線を受け入れ、彼らの友情の物語を語っています。何が彼らを敵に回すことになったのか――それは信じられないほど理にかなったもので、とても共感を抱かせてくれると思っています。このオリジナル・ストーリーを知ることで、観客の体験はまた異なったものになると信じています」

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