アニメーション監督になるためには? 世界各国の監督たちがそれぞれのルーツ語る
映画.com / 2024年11月4日 21時30分
アン監督は制作スタジオ「鉛筆で瞑想」を主宰している。大勢のスタッフとのコミュニケーションについて「アニメーションで難しいのは、監督が頭の中で考えていることをどう伝えるのかということ。そしてスタッフからの意見をどうすくい上げるか、ということは常に考えています。意見を統一させるために何度もコミュニケーションを取るようにしています。ただみんな絵が好きな人たちなので、長い対話をするというよりは、目の前で絵を描きながら、その場で話し合いながら、ひとつひとつ決めていくようにしています」と語る。
一方の吉浦監督は、日本のアニメーション製作の現状について説明する。「最新作の『アイの歌声を聴かせて』は大規模なスタジオでつくった作品なんですが、日本はアニメの歴史が長いので、アニメをつくる人材やワークフローが出来上がってるんです。だから絵コンテに落としこんで、こういうのをつくりますと言えば、わりと自動的にできあがる。だから最初に確実なイメージをつくりあげて、それを提示して伝えることが大事なのかなと思います」。
そんなそれぞれバックグランドの違う4人だが、「アニメーション監督に必要なものとは?」という質問が。それには「人それぞれで、普遍的なアドバイスはないが」と前置きしつつも、吉浦監督が「これを絶対につくりたいという執念」。トーマス監督は「ストーリーを展開する上での忍耐力」。アン監督は「希望を伝えること」。そしてギンツ監督は「やりたいことに対してのはっきりとした意図」とそれぞれに思うところを語った。
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