ポール・メスカルが目撃したデンゼル・ワシントンの渇望 「グラディエーターII 英雄を呼ぶ声」の壮大な舞台裏を語り合う
映画.com / 2024年11月17日 18時0分
メスカル:リドリーはかなり実践的な監督だと思います。おっしゃるとおり彼は俳優を信頼していて、俳優自身に作品の世界を構築させるという演出方法をとるんです。それができない俳優は、おそらくリドリーの作品には向かないでしょうね。彼は役柄に俳優自身の個性を発揮できる余地を残してくれる。俳優に過度に干渉することはないと同時に、彼の期待に応えられなければ次のステップには進めてくれない。彼は撮影でもコミュニケーションでも一切時間を無駄にしない人物なんです。
ワシントン:リドリーはキャスティングをものすごく重視していると話していました。適切な俳優がいれば演出する必要がないですから、撮影もどんどん進んでいくんです。リドリーと撮影すると鍛えられますよ。何テイクか練習するつもりで本番を迎えようものなら出番を飛ばされてしまいますから。毎回成功させるつもりで挑まないと。
メスカル:リドリーが演劇経験のある俳優に惹かれる理由はそこにあると思います。演劇を経験したことがある俳優は練習のテイクを何度も繰り返すようなことはしません。既に慣れた状態で撮影すること、リドリーは常にそれを俳優たちに期待していました。
ワシントン:それが撮影現場で我々に課せられたルールでしたね。
――非常に見どころの多い「グラディエーターII 英雄を呼ぶ声」ですが、お二人の考える注目ポイントはどこでしょうか?
メスカル:私が特に注目して欲しいのはデンゼルを含む俳優の持ち味です。特にリドリー・スコットがデンゼルのような俳優を演出するのを観ることができるのは、かなり特別なことだと思います。監督と俳優の創造的な関係にスケール感が加わったもの、それこそ私が本当に映画に望んでいたものでした。
ワシントン:ジョセフ・クインとフレッド・ヘッキンジャーが演じる2人の皇帝の存在も大きいですね。このショーを盛り上げ、私たちを楽しませてくれた彼らにも注目してください。
――最後に、それぞれが好きなキャラクターを教えてください。
メスカル:あまり我々の話題には挙がらないキャラクターですが、私はラヴィが好きですね。グラディエーターたちの医者としてとても重要な役割を果たす役なんです。
ワシントン:私が全然一緒に演じることのなかったキャラクターだね。
メスカル:キャラクターも大好きだし、何よりラヴィ役のアレクサンダー・カリムが素晴らしい演技を披露してくれたので個人的にとても印象に残っています。デンゼルは?
ワシントン:私です!あっはっは!!!!!
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